貧血、低血圧、生理不順、低体温......これらの症状に心当たりのある方、薄毛に注意です。1日平均100本も抜けるという髪の毛。とくに、夏場から秋にかけては100本以上抜けるともいわれています。



 そもそも髪の毛とは、頭皮の毛細血管から毛乳頭に血が巡り、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで伸びていくもの。そのため頭皮まで十分に血が巡り、細胞分裂が活発に行われれば、抜けた分はきちんと生え替わっていくそうです。



 しかし、冒頭の症状は、血液循環の不良がその一因。血流悪化状態が続くと、頭皮にも十分な血や栄養がいかなくなり、薄毛を引き起こしかねません。



 薄毛が気になり出した方は、頭にのみ意識を向けるのではなく、髪の毛が育つための基礎、つまり全身にきちんと血と栄養が巡る状態を作り出すために、まずは食や睡眠など、生活習慣を見直してみる必要がありそうです。



 本書『髪は増える!』では、「毎日1回30分、2回のウォーキング」や「お風呂はゆっくりと湯船に浸かって、体を温めて腹式呼吸をする」ことなど、具体的な方法が紹介されていきます。



 こうした生活習慣を見直したうえで、ヘアケアにおいて気をつけたいこと。本書の著者・山田佳弘さんは、"湯シャン"をすすめます。

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