明治安田生命が昨年発表した子どもの名前ランキングによると、男の子の名前1位は「蓮(レン)」。20位以内には、ほかにも「湊」「陽」「陸」「樹」などの名前が入っており、"一文字"の名前は、最近のトレンドと言えるのかもしれません。




そのような漢字一文字の名前「洋」を持つのが、公開中の映画『清須会議』での羽柴秀吉役の好演が話題となっている俳優・大泉洋です。作家・松久淳氏との対談のなかで、自らの名前が"洋"となった理由について語っています(書籍『男のミカタ2 酒の席で説教はやめてください』より)。

実は大泉洋の母は、「洋」の後にもう一文字つけた別の名前にしたかったのだそうです。出生届けを出しに行く父に、「なんか下に一文字つけてきてね」とお願いしたのですが、父はそれを忘れてしまいそのまま役所に提出。その結果、「洋」という短い名前になってしまいました。




薔薇の「薔」の字が人名用漢字でなかったため、役所で父親が殴り書きした「しようこ」が戸籍上の本名となってしまったタレント・中川翔子の話は有名ですが、大泉洋の命名にも父親の"ミス"が関わっていたのです。




「名字に比べて名前が短すぎる」と、自らの名前の尻すぼみが気になっていると語る大泉洋。大泉の名字には「長い名前の方が合う」との考えから松久氏と話し合い、「大泉洋左衛門」という名前がふさわしいとの結論にいたっていました。




フジテレビドラマプロデューサーの中島久美子と結婚し、一昨年に娘が生まれたことを公表している大泉洋ですが、自らの子どもの名前については、どのような名前がふさわいしいと考えているのでしょうか。




自身の名前が一文字であるため、「ちょっと長くない?」というものや、くどい名前が良いと考えているそうです。名字を繰り返すような「大泉大井」などの名前もお気に入りとのこと。




「『この名字なのに、なんでこの名前に?』っていう。そう考えると、女の子だったら『大泉泉』もいいな。水もしたたる、いい女になってほしいという願いを込めて『大泉泉』」