(写真:WEB本の雑誌)
(写真:WEB本の雑誌)

 仕事と子育てが落ち着き、夫婦で過ごす時間が増える50代。お金と時間に余裕のある50代こそ、人生を豊かにする旅を楽しめるのでは?そんな贅沢な大人の旅「50旅」を提唱しているのが、定期購読雑誌「ノジュール」だ。



 心に残る、懐かしい風景。田園地帯や茅葺(かやぶき)屋根の集落、舟屋がまるで海辺に浮かぶように立ち並ぶ漁村など、日本にはそこに暮らす人々の営みや、風土に根ざした風景が残っている。



 「ノジュール」の最新号では、懐かしい景観を日本の「原風景」として特集。その成り立ちや楽しみ方だけでなく、東京、大阪、名古屋などの主要な都市から、3時間ほどで出会える「原風景の旅プラン」を厳選して紹介している。



 東京から上越新幹線と車を乗り継ぎ、わずか2時間50分。山肌のわずかな平地に集落が点在するのが、長野県栄村にある秘境・秋山郷。日本有数の豪雪地帯として知られる栄村は、山里ならではの暮らしと文化が培われている。山菜や川魚、独自の食材"秋山堅豆腐"などをふんだんに使った食事も魅了。花の名山として知られる苗場山を散策した後、赤い湯の出る温泉で疲れた身体を癒すことができる。



 江戸時代の面影を残す広島市福山市鞆町(ともちょう)は、新大阪駅から1時間半ほどでたどり着ける港町。江戸時代から昭和初期の建物が残る町並みには、昔ながらの商店やレトロな看板が居並ぶ。太古の自然が残る仙酔島の由来は、「仙人も酔ってしまうほど美しい島」。坂道を上った先にある医王寺の境内からは、瀬戸内海のパノラマを眺めることが出来る。



 民話集「遠野物語」で知られる岩手県遠野市は、そこかしこが昔話の舞台。森や山里には、縁結びの小社、カッパが住むとされる淵や姥捨て伝説の残る丘などが広がる。他にも、世界遺産の「相倉合掌造り集落」がある富山県砺波市や、「日本昔ばなし」に出てきそうな農村風景の広がる京都府の南丹市美山町、まるで"緑の階段"のような棚田のある福岡県八女市など、都心から数時間で楽しむことのできる旅のプランを紹介している。



 「原風景」の特集以外にも、避暑地の宿や、夫婦で楽しめるグリーンファームや、高齢者や障がい者にも安心なバリアフリーの宿に関する情報を掲載。50代からの豊かな旅「50旅」を通じて、日本の素晴らしい風景を再確認してみるのも良いのかもしれない。



【関連リンク】

・50代からの旅と暮らし発見マガジン「ノジュール」

http://www.nodule.jp/