「鷹の庵」店主夫妻の末っ子・伊藤斎生君(小4)が、鷹を飛ばす(写真=横関一浩)
「鷹の庵」店主夫妻の末っ子・伊藤斎生君(小4)が、鷹を飛ばす(写真=横関一浩)

 徳川家康は鷹狩りが好きだった。駿府城公園の銅像では手に鷹を乗せているほど。

【写真】羽を広げ田んぼの水面すれすれに飛んでくる鷹

 現代の首都圏でも、家康気分を楽しめる場所がある。千葉県流山市のペットショップ「鷹の庵」が、鷹匠体験をさせてくれるのだ。そこで、鳥といえばセキセイインコしか縁のない記者も挑戦することに。主に北米に生息するハリスホークが、70mほど離れた場所から記者の腕に飛んでくるという。

田んぼの水面すれすれに飛んでくる(写真=横関一浩)
田んぼの水面すれすれに飛んでくる(写真=横関一浩)
重さは1Kgもなく、軽々と持てる(写真=横関一浩)
重さは1Kgもなく、軽々と持てる(写真=横関一浩)

 超低空を滑るように飛ぶ鷹と目が合った。まじ、こわ! だが鷹は、記者の手前で羽ばたきゆっくり上昇。ふわりと腕に乗った。また目が合った。かわいいじゃないか。さっきまでの緊張もどこへやら、思わず「愛(う)い奴じゃ」と褒めたのである。

■エキゾチックアニマル鷹の庵

千葉県流山市南流山6-28-5

(取材・文/本誌・菊地武顕)

週刊朝日  2023年5月5-12日合併号