黒岩神奈川県知事“豹変”の裏に 菅首相「横浜カジノ」構想 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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黒岩神奈川県知事“豹変”の裏に 菅首相「横浜カジノ」構想

上田耕司週刊朝日
菅首相(左)と林横浜市長と黒岩神奈川県知事(C)朝日新聞社

菅首相(左)と林横浜市長と黒岩神奈川県知事(C)朝日新聞社

三原じゅんこ参院議員(C)朝日新聞社

三原じゅんこ参院議員(C)朝日新聞社

 緊急事態宣言延長をめぐり神奈川県の黒岩祐治知事が3月7日のテレビ番組で「小池百合子東京都知事の二枚舌」を暴露した一件は大きく報じられた。

【写真】菅首相のカジノ構想で驚きの神奈川県知事候補が…

 実はその背後には、菅義偉首相も絡む政治的な駆け引きがあったという。政府関係者が語る。

「1月2日に1都3県の知事が西村康稔経済再生担当相に緊急事態宣言の発出を迫ったことで、菅首相は『小池氏と自分とどちらの味方なんだ』と、遺恨を持ったという。今回の黒岩氏の『小池攻撃』は、菅氏に服従の意を示す『踏み絵』だったという見方もあります」

 黒岩氏は菅氏に口説かれ知事になった経緯がある。神奈川県の政界関係者も「黒岩氏の知事1期目と2期目の特別秘書に菅氏の公設秘書を務めた人物が起用されるなど両者のパイプは太い」と語る。加えて、2020年代後半の開業が目論まれているカジノを含めた統合型リゾート(IR)誘致をめぐる両者の思惑も関係しているという。

「今夏には横浜市長選がある。現職の林文子氏は年明けに入院するなど体調面に不安を抱える上、菅氏の意を受けカジノ誘致を強引に進めすぎて市民の反発が強まっている。このため菅氏が林氏を見切り、黒岩氏を市長にシフトさせて誘致の総仕上げをさせる構想もあるとささやかれている。黒岩氏にとっても悪い話ではないはずです」(前出の政府関係者)

 ある市政関係者は、「林さんは再出馬に意欲満々のようですよ」と言う一方、「菅王国」である横浜特有の事情を明かす。

「彼女一人では立候補を決められないから、菅氏との話し合いになる。横浜にカジノを持ってくる構想は10年以上前からの菅氏の悲願。誘致に都合が良ければ林さんのままでいいとなるでしょう」

 菅氏といえば、カジノ参入を目指す大手エンターテインメント企業の会長が、東京五輪招致をめぐって森喜朗氏がトップを務める財団法人に2億円を寄付していたと報じられた際にも仲介役として名前が挙がったことがある。

 


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