村上春樹、山中伸弥、山極壽一 初の生放送年越し「村上RADIO」裏話 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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村上春樹、山中伸弥、山極壽一 初の生放送年越し「村上RADIO」裏話

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延江浩週刊朝日#延江浩
延江浩(のぶえ・ひろし)/TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー

延江浩(のぶえ・ひろし)/TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー

京都で生放送した「村上RADIO」

京都で生放送した「村上RADIO」

 春樹さん、山中伸弥さん、山極壽一さんという世界的知性がリスナーに語りかけた一夜。Twitter画面に「村上RADIOで年越しできるなんて。人生の初のひとり年越しのお供には最高です」とリスナーが。「そうだよね。一人で聴いてくれた人がずいぶんいたんじゃないかな」と春樹さんが頷いた。新聞ラテ欄に「歴史的!初の生放送」と載り、一部始終を聴き漏らすまいというリスナーには新聞のコラムニストも。

「作家(村上春樹さん)は、自分の言葉を持たない政治家はブルースのコードが弾けないエリック・クラプトンのようだ、と語っていた。危機に指導者は、どんな言葉を発すべきなのか。新年早々、問われる局面だ」(日本経済新聞『春秋』2021年1月3日付)

 放送が終わり、おせちをつまみ、お祝いをした。山極さんが「新年だから、ゴリラ風にみんなで胸を叩きましょう。ゴリラのドラミングは威嚇じゃない。『さあ、みんなで前に進むぞ!』という掛け声なんです」

 春樹さんはもちろん、皆ディスタンスをとり、ポコポコポコと胸を叩いた。

延江浩(のぶえ・ひろし)/1958年、東京都生まれ。慶大卒。TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー。国文学研究資料館・文化庁共催「ないじぇる芸術共創ラボ」委員。小説現代新人賞、ABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞など受賞

週刊朝日  2021年1月29日号


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延江浩

延江浩(のぶえ・ひろし)/1958年、東京都生まれ。慶大卒。TFM「村上RADIO」ゼネラルプロデューサー。国文学研究資料館・文化庁共催「ないじぇる芸術共創ラボ」委員。小説現代新人賞、ABU(アジア太平洋放送連合)賞ドキュメンタリー部門グランプリ、日本放送文化大賞グランプリ、ギャラクシー大賞など受賞

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