ストップした河井克行被告の公判 オウムの麻原彰晃死刑囚と同じパターンで国選弁護人を選任へ (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ストップした河井克行被告の公判 オウムの麻原彰晃死刑囚と同じパターンで国選弁護人を選任へ

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河井克行、案里夫妻(C)朝日新聞社

河井克行、案里夫妻(C)朝日新聞社

  昨年の参院選で広島県内の首長、県議、市議ら100人に2900万円あまりをばら撒き、公職選挙法違反(買収)で逮捕、起訴された元法相で衆院議員の河井克行被告と妻で参院議員の河井案里被告。克行被告が9月15日、自身の弁護士を解任し、東京地裁での公判がストップして、1か月近くが経過した。今も、克行被告の公判再開のメドはたっていない。

 公職選挙法違反事件で「100日裁判」として迅速な審理が求められ中、案里被告のみの公判が進む日々だ。克行被告は東京地裁に来ることはなく、ずっと東京拘置所で収容されている。

「克行被告は体重が15キロほど減ったそうだ。安倍前首相から菅首相に代わり、解散総選挙が近いと焦って、なんとか保釈をとりたいと弁護士に談判。しかし、否認を続けているのでむつかしいと弁護士から言われて、ブチ切れて解任してしまったと聞いている。今、新しい弁護士を探しているようだが、まだ見つかっていない」(自民党幹部)

 裁判が進行しないのは、裁判所にとっては大問題。それも「100日裁判」とあればなおのこと。そこで裁判所は国選弁護人の選任を調整しているという。事情に詳しい司法関係者はこう言う。

「克行被告は広範囲にカネをばらまいたと検察が立証しているので、裁判記録が膨大。ゆえに裁判所は3人から5人くらいの国選弁護人を想定し、弁護士会で調整しているようだ」

 裁判所が選んだ国選弁護人となる公算が大だという。克行被告が国選弁護人を解任するには裁判所の許可が必要。実質的にはほぼ解任することが難しくなる。過去、私選弁護人から裁判所が選任した国選弁護人を巡って、紛糾したのが、地下鉄サリン事件など引き起こし、死刑が執行されたオウム真理教の麻原彰晃元死刑囚の例がある。刑事事件に詳しい弁護士はそう話す。

「当初、麻原元死刑囚は「ヨコベン」の愛称で知られた弁護士の横山昭二氏を選任していた。だが、途中で解任したことで裁判所が国選弁護人を選任。一時は、国選弁護人と私選弁護人が混在する異例の事態となった。あの時も、麻原元死刑囚が弁護人の解任を繰り返して、裁判が遅延することを裁判所が危惧していた。克行被告が再度、解任と言い出しても裁判所はよほどの事情がない限り認めないでしょう」

 


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