「裁判傍聴」で人間観察 常盤貴子がレスリー・チャンから学んだこと (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「裁判傍聴」で人間観察 常盤貴子がレスリー・チャンから学んだこと

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菊地武顕週刊朝日
常盤貴子(ときわ・たかこ)/1972年生まれ。神奈川県出身。91年にデビュー。95年の「愛していると言ってくれ」などで、エランドール賞新人大賞。2000年の「Beautiful Life」は最高視聴率41.3%! 「連ドラの女王」と呼ばれた。映画でも活躍し、主な出演作に日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した「赤い月」(04)や「ゲロッパ!」(03)、「アフタースクール」(08)、「野のなななのか」(14)、「だれかの木琴」(16)。近年のドラマでは「まれ」(15)、「グッドワイフ」(19)など。[撮影/岡田晃奈、ヘアメイク/赤松絵利(ESPER)、スタイリング/市井まゆ、衣装協力/HOUSE OF LOTUS]

常盤貴子(ときわ・たかこ)/1972年生まれ。神奈川県出身。91年にデビュー。95年の「愛していると言ってくれ」などで、エランドール賞新人大賞。2000年の「Beautiful Life」は最高視聴率41.3%! 「連ドラの女王」と呼ばれた。映画でも活躍し、主な出演作に日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した「赤い月」(04)や「ゲロッパ!」(03)、「アフタースクール」(08)、「野のなななのか」(14)、「だれかの木琴」(16)。近年のドラマでは「まれ」(15)、「グッドワイフ」(19)など。[撮影/岡田晃奈、ヘアメイク/赤松絵利(ESPER)、スタイリング/市井まゆ、衣装協力/HOUSE OF LOTUS]

週刊朝日2020年1月31日号より

週刊朝日2020年1月31日号より

 気になる人物の1週間に着目する「この人の1週間」。「連ドラの女王」と呼ばれた時期から20年余り。新作では仲代達矢さんを相手に、一歩も引かぬ演技で魅せる常盤貴子さん。女優として幅を広げたのは、カフェや東京地裁(!)で「観察」を続けてきたから?

【まとめ】常盤貴子さんの1週間はこちら

*  *  *
 インタビューの中盤で「ストレスの解消法は何か」と尋ねてみた。それまでの流れとは異なる質問だったためか、常盤貴子さんは考え込んだ末に、

「カフェに行くのが好きなので、地道にカフェ巡りを続けています。店の雰囲気はどうだったとか、ブレンドはこういう味だったとかメモを取って。SNSで発信? しません。自分の中でのメモなんです」

 そう答えて、穏やかに笑った。他の人がスマホにばかり興じる中で、「観察が好き」と語る常盤さんの眼に映る風景は、だいぶ異なるのだろう。

 人への興味も強く、人間観察の場所として裁判の傍聴をしているそうだ。きっかけはドラマ「疑惑」(2012)で弁護士を演じるに当たり、役作りとして東京地裁に行ったことだ。

「“結界”の向こうにいる裁判官、検事、弁護士のキャラクターが面白いんです。私たちはある種、イメージで役を作っているところがあるじゃないですか。裁判官だったらこういうイメージ、と。でも実際に見たら、まるで違っていて(笑)。たとえば女性の裁判官で、やたらイケメン検事に質問を繰り返す人がいたんですよ。それ、さっきも聞いたよね、ということを何度も聞くんです。かと思えば、ずーっと泣き落としをする弁護士もいますし」

 朝一番に裁判所に入り、地下1階の食堂でお昼を食べて、夕方まで。丸一日過ごすこともしばしば。

 常盤さんといえば、どんな作品に出演しても役になりきった動きをする。自然なたたずまいのもとで動くのは、日々の観察が糧となっているからだろう。

 好奇心の強さは、場所に対しても同様だ。出演した最新作の時代劇「帰郷」(藤沢周平原作)のロケ地・木曾福島にもその眼差しは向けられている。


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