日本は経済成長率ビリ…フジマキが“四流国家”転落を危惧 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本は経済成長率ビリ…フジマキが“四流国家”転落を危惧

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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藤巻健史週刊朝日#藤巻健史
藤巻健史(ふじまき・たけし)/1950年、東京都生まれ。モルガン銀行東京支店長などを務めた。主な著書に「吹けば飛ぶよな日本経済」(朝日新聞出版)、新著「日銀破綻」(幻冬舎)も発売中

藤巻健史(ふじまき・たけし)/1950年、東京都生まれ。モルガン銀行東京支店長などを務めた。主な著書に「吹けば飛ぶよな日本経済」(朝日新聞出版)、新著「日銀破綻」(幻冬舎)も発売中

東京証券取引所。日銀はETFの形で株式を買い集めており、日本最大の株主になろうとしている (撮影/多田敏男)

東京証券取引所。日銀はETFの形で株式を買い集めており、日本最大の株主になろうとしている (撮影/多田敏男)

“伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、日本の経済状態が世界と比べて悪い意味でナンバーワンだと主張する。

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 朝日新聞土曜版beで弟の故幸夫と8年間、「藤巻兄弟」(タイトルは何回か変わった)を連載した。その後は週刊朝日で、「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」(これもタイトルは変わった)を、これまた8年間連載した。

 とうとうあと2回で連載が終了することになった。口の悪い友人は、「やっと連載終わるの? じゃ~、週刊朝日、買い始めようかな」などと言う(苦笑)。

「テ、ニ、ヲ、ハ」を変えながら、一貫して日本経済悲観論を書いてきたので、「もう写真とタイトルだけあればフジマキの言いたいことは想像できる」と知人に言われるまでになった。それなのにちっともXデーは来ず、「オオカミじいさん」と呼ばれる始末だ。

 どうやら、私の話は賞味期限どころか消費期限が過ぎてきたようだ(苦笑)。ただし、消費期限が切れたとなると、夏ではないが、“あたる”可能性があるのにはご注意を。

★   ★
 私の主張は過激だとよく言われるが、私が過激なのではない。日本の現状が過激なのだ。

 個々人が政府に頼らず、自力で乗り切らなければならない段階に入った。現状を理解していないと、それも難しくなる。日本は今、残念ながら悪い意味で、あらゆる点でダントツの世界1位なのだ。

 まず対GDP(国内総生産)で見た財政赤字の比率は、2018年末で237%。財政破綻(はたん)が喧伝(けんでん)されているギリシャの184%やイタリアの132%より悪く世界でビリ。税収は名目GDPが大きいほど増える。対GDPの赤字は、税収で借金を返すのがどのくらい難しいのかの指標となる。

 ちなみに最近MMT理論といって、「自国通貨建てで国債を発行していれば、インフレにならない限りいくら借金を増やしても問題ない」と一部で語られている。借金でOKなら税金は徴収しなくていい。無税国家の成立となってしまう。


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