ソフトバンクG投資戦略暗転 市場が孫氏に促す三つの猛省 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ソフトバンクG投資戦略暗転 市場が孫氏に促す三つの猛省

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小島清利週刊朝日
9月中間決算の説明に臨むソフトバンクグループ孫正義会長兼社長 (c)朝日新聞社

9月中間決算の説明に臨むソフトバンクグループ孫正義会長兼社長 (c)朝日新聞社

 シェアオフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーなど投資先企業価値が下落し、2019年9月中間決算で巨額の評価損を計上したソフトバンクグループ(SBG)。孫正義会長兼社長の投資戦略は大きなピンチを迎えている。

 SBGが発表した中間決算の営業損益は155億円の赤字に転落した。孫氏は会見の冒頭で「ソフトバンクはもう倒産するのではとさまざまな報道があった。ある意味では正しいと思う。市場がそう見ているのなら」と述べた。

 一方で、孫氏は「反省したが萎縮はしない」と投資戦略やビジョンを変えない方針だ。実際、孫氏はこれまで、中国のアリババ・グループなど成長企業に積極投資し、巨額の利益を得た。この投資戦略は、今ではSBG全体の業績を支えている。この孫氏の投資判断力、つまり、成長企業を見極める「目利き」に頼る投資家が多く、投資ファンドに多くの資金が集まったのだ。

 背景には、安くて良質な商品を海外に輸出し経済を成長させてきた日本経済が、中国など新興国に「お株」を奪われ、曲がり角を迎えていることがある。

 デフレ下の金融政策で、金利低迷が続き、メガバンクなど日本の金融機関は有望な投資先を見つけられないでいる。その中で、世界を見渡せる視野でユニコーン企業の成長力を見極める孫氏の眼力は、まさに「期待の星」に映った。


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