女友達同士の“ゆる同居” 伊藤比呂美と枝元なほみの場合 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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女友達同士の“ゆる同居” 伊藤比呂美と枝元なほみの場合

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松岡かすみ週刊朝日
写真右から、詩人の伊藤比呂美さん、料理家の枝元なほみさん。6月のある夜、枝元さん宅で“自撮り”してもらった

写真右から、詩人の伊藤比呂美さん、料理家の枝元なほみさん。6月のある夜、枝元さん宅で“自撮り”してもらった

 シェア生活には、完全に生活を共有するのではなく、自分の生活を守りながら、“ゆる~く同居”を楽しむ手もある。40年来の女友達同士で“ゆる同居”を謳歌している、詩人と料理家の暮らしに迫った。

*  *  *
「彼女といると、生き返ったみたいな気がするの」

 こう話すのは、詩人の伊藤比呂美さん(63)だ。離婚後、アメリカで3人の娘を育て上げ、現在は熊本を拠点に創作活動を続けている。昨年から、早稲田大学の教壇に立つ伊藤さんは今、週の半分が東京暮らし。東京での拠点は、40年来の友人である料理家、枝元なほみさん(64)宅だ。

 アメリカに住んでいたころから、東京に来るたびに枝元さん宅に滞在していた伊藤さん。早稲田大学から教授のオファーが来たとき、都内に住居を持たない伊藤さんが真っ先に「ずっと泊めてくれる?」と確認したのが、枝元さんだった。これまで幾人かの男性と付き合っては別れを繰り返し、同棲経験もあった枝元さんだが、結婚歴はなく独身。伊藤さんは3年前に28歳年上のパートナーをアメリカで見送り、二人とも一人暮らしだ。そんな中で突如浮上した二人の“ゆる同居”は、枝元さんの「もちろん!!」の一言で始まった。

 枝元さんの住居兼仕事場の都心のマンションは約150平米。伊藤さんが来ても、レイアウトは一切変えず、ベッドも家具も、何も増やしていない。

「スペースを空けて、ひろみちゃんの部屋を作ろうか?って言ったんだけど、断固として何も変えるなって言うから……。だからひろみちゃんの寝床はソファのまま。完全に生活を共有しているわけじゃないから、家賃や光熱費はもらう筋合いがない」(枝元さん)

 伊藤さんは、自身の東京暮らしを“野良猫みたいな居候生活”と表現する。

「お互いに仕事してるし、枝元の家で、ゆっくり二人が顔を合わせる時間って、実はあんまりない。私の帰宅は夜10時を過ぎることが多いし、朝6時ごろには家を出て大学に行く。まるですれ違いの夫婦みたいでしょ?(笑)」


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