丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日大で活躍、アマ37冠で92年にプロ入り。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制している
丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日大で活躍、アマ37冠で92年にプロ入り。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制している
2019年も目が離せない(写真は昨年6月の全米オープン) (c)朝日新聞社
2019年も目が離せない(写真は昨年6月の全米オープン) (c)朝日新聞社

 ゴルファーの丸山茂樹氏が50歳になる2019年の抱負と日本のゴルフ界、タイガー・ウッズについて語る。

【写真】2019年も目が離せないタイガー・ウッズ

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 週刊朝日の読者のみなさん、新年あけましておめでとうございます。2019年もはりきっていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 まあ基本的には例年と変わらないんですけど、特別なのは自分が50歳になる年だってことですね。9月に大台を迎えてシニアの世界に入っていくんで、どういうシーズンオフを過ごすかというのが大事になってきます。その流れ次第では、少しずつ勘を取り戻すためにも試合を増やしていかないといけない。そのスケジュールをどう組むのかってのは、春に自分でなんとなく手応えを感じられるかどうかで変わってくると思ってます。

 どっちにしろ、フルでギチギチにゴルフだけってことにはならないと思うんですよ。そこまでは体がもたないはずですから。だから、試合に出てそこそこ頑張れるのかどうか、見極めないといけないですよね。

 いまの段階では、優勝するためにやるっていうのは厳しいと思ってます。試合に出て、みなさんと同じ土俵に上がるという、そこが現実的な目標ですかね。

 それにしても、もう50歳なんですね。父親が50になったときは、「50かあ、お父さん」と思ってましたけど、自分がいざそのトシになってみると、自分の体や意識の中で「確かにもう50だな」っていう部分もあるし、「まだまだ」っていうところもあるしね。全体的に見ると、同じ50歳といっても、自分の父親のころよりは若い感じになってるんじゃないかと思います。

 そう考えると、なんていうか時代の進化みたいなものを感じますよね。いろんな病気に対してもそうだと思うし、美容だとかそんなのもあるし、男の人だって変わってると思いますしね。食べ物だとか。服装なんかもそうでしょうね。

 19年の日本ゴルフ界を考えると、結構な数の選手が東京オリンピックのことを中心に考えてくると思うんです。どんな成績を積み重ねられるかという部分で日本代表に選ばれるかどうかに大きく関わってくるので、今年は非常に大事な年だと思いますね。

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丸山茂樹

丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表監督を務めた。セガサミーホールディングス所属。

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