10代半ばで“人生のどん底”に 趣里が女優にのめり込む理由 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

10代半ばで“人生のどん底”に 趣里が女優にのめり込む理由

このエントリーをはてなブックマークに追加
菊地陽子週刊朝日
趣里(しゅり)/1990年生まれ。東京都出身。2011年女優デビュー。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、「リバース」「ブラックペアン」などに出演、強烈な印象を残す。舞台では巨匠から気鋭まで幅広い演出家の作品に出演(撮影/片山菜緒子・写真部 ヘアメイク/青木理恵(SOUP) スタイリスト/岡村春輝)

趣里(しゅり)/1990年生まれ。東京都出身。2011年女優デビュー。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、「リバース」「ブラックペアン」などに出演、強烈な印象を残す。舞台では巨匠から気鋭まで幅広い演出家の作品に出演(撮影/片山菜緒子・写真部 ヘアメイク/青木理恵(SOUP) スタイリスト/岡村春輝)

 それまでは、ストイックに芸術性を追求するバレエと、エンターテインメントの世界は違うものだと思っていた。

「でも、よく考えてみたら、お客様に向けて自分の持っているものをさらけ出して楽しんでもらうのは一緒なんです。失うものは何もないんだから、お芝居の世界で、死に物狂いで頑張ればいいんだと気づき、すっかり腹をくくりました。今は、第二の人生を生きている感じです」

 主演映画、本谷有希子さん原作の「生きてるだけで、愛。」は、“自分という存在を誰かにわかってほしい”と願う男女の切実な日常を描いたラブストーリーだ。趣里さん演じる、メンタルに問題を抱えた寧子(やすこ)のもがきや葛藤は、10代で自分の夢を喪失し、20代で再生していく彼女自身の人生にも重なる。

「役の気持ちを100%理解はできないかもしれないけれど、寧子にすごく共感したことは確かです(笑)。もともと本谷さんの描く世界観……シリアスだし、ディープなテーマを扱っているのに喜劇的というか、“フッ”と笑えるときがある、そういうのが好きなんです(笑)。私も、普段の生活の中でどんなにつらいことがあっても、それを悲劇だと思って嘆くんじゃなく、喜劇だと思って笑い飛ばしたいです」 (取材・文/菊地陽子)

週刊朝日  2018年11月16日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい