寒い季節にぴったりな、スープのアレンジ方法教えます!(写真/東川哲也・写真部)
寒い季節にぴったりな、スープのアレンジ方法教えます!(写真/東川哲也・写真部)

 はじめに基本のスープを作っておけば、食材ちょい足しで栄養満点、バリエーション豊かな味が3度楽しめる。寒い季節にぴったりな、スープのアレンジ方法を教えます! 講師は、管理栄養士で料理研究家の岩崎啓子さんです。

【「スープ」の基本レシピ&アレンジ術はこちら】

■腸すっきり根菜きのこスープ
きのこや根菜類は食物繊維が豊富。水分を吸収して膨らみ、腸を刺激してくれる。きのこと手羽中からうまみがたっぷり出るため、顆粒だしは不要。仕上げのごま油で風味もUP

【基本のスープ・材料】(2人分×3食)
手羽中……12本
塩・コショウ……各少々
水……6と 1/2カップ
酒……大さじ2
生姜……1かけ
しめじ……2パック
しいたけ……6枚
ごぼう……小1本
しょうゆ……大さじ1
塩……小さじ1/2
ごま油……小さじ2

【作り方】
(1)手羽中は塩・コショウを振り、しめじは小房に分け、生姜はうす切りに。しいたけは石づきを切って2~4つに割り、ごぼうは斜め切りにし水にさらしておく
(2) 鍋に水、手羽中、酒、生姜、ごぼうを入れてふたをし、沸騰後は弱火で15分煮る。しめじ、しいたけ、塩を加えてさらに7~8分煮て、しょうゆとごま油を加え、ひと煮立ちさせる

【ワンポイントアドバイス】
・きのこはえのき、エリンギ、きくらげなどでもOK
・手羽中のかわりに、豚のスペアリブを入れてもおいしい
・こんにゃくや里芋などを入れると、ボリュームアップ

(1)腹持ちと食物繊維UP
+雑穀ミックス(レトルト)40g
鍋に基本のスープ2人分と雑穀ミックスを入れてひと煮立ちさせる。雑穀で腹持ちを良くして、食物繊維をさらにプラス。レトルトは入れるだけでいいという手軽さも魅力

(2)発酵食品で腸を活発に
+キムチ40g
鍋に基本のスープ2人分を入れてひと煮立ちさせ、食べる直前にキムチを加える。器に盛った後、白ごまを少々ふりかける。発酵食品のキムチで腸の動きをさらに活発に

(3)とろみで満足度UP
+れんこん100g
鍋に基本のスープ2人分を入れ、すりおろしたれんこんを加える。沸騰後に弱火で4~5分煮て、塩を少々。とろみが出る上に、れんこんの繊維質も加わり、満足感UP

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