さだまさし 35億円の借金を完済できた“めげない”思考法とは? (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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さだまさし 35億円の借金を完済できた“めげない”思考法とは?

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赤根千鶴子週刊朝日
さだまさしさん/シンガー・ソングライター、小説家。「秋桜」「関白宣言」等、数々の国民的ヒット作品をもつ。グレープ「雪の朝」でレコードデビューし、今年10月25日で45周年を迎えた。通算45作目のアルバム「Reborn」、最新刊『銀河食堂の夜』が大ヒット中。

さだまさしさん/シンガー・ソングライター、小説家。「秋桜」「関白宣言」等、数々の国民的ヒット作品をもつ。グレープ「雪の朝」でレコードデビューし、今年10月25日で45周年を迎えた。通算45作目のアルバム「Reborn」、最新刊『銀河食堂の夜』が大ヒット中。

さだまさしさんの通算45作目のアルバム「Reborn」ジャケット写真

さだまさしさんの通算45作目のアルバム「Reborn」ジャケット写真

 借金や人間関係など人生には様々な問題がつきもの。逆境に立ったときこそ、折れない心の持ち方が重要になってきます。どうすれば、不安に押しつぶされずに、ポジティブな思考に変換できるのか。35億円の借金を完済したシンガー・ソングライターで小説家のさだまさしさんに聞きました。

【通算45作目のアルバム「Reborn」のジャケット写真はこちら】

 いやあ、さだまさしさんのコンサートは圧巻だ。コンサート会場は文字どおり、老若男女が集まる「祭典」。幕開けは27歳年下のシンガー・ソングライター、ナオト・インティライミさんと2人で作った超イマドキで華やかな曲。のっけから観客総立ちである。しかし2曲歌ったあと、さださんは皆に語りかける。

「あっ、途中で寝ていただいても全然かまいませんから。寝やすい曲、僕、いっぱい作ってきましたからね」

 あはは、さださん最高! しかし寝ている暇などありはしない。歌詞の言葉ひとつひとつが心にしみてくるさださんの歌には、やはりどんな人間も心を鷲掴みされてしまうからだ。

 数多くのヒット曲を持つさださんだが、その人生は決して順風満帆だったわけではない。

「28歳のときに製作した映画『長江』で総計28億円の借金を背負いましたからね。僕なんて百敗将軍です」

 映画では、中国で一番長い川・長江(揚子江)を源流に向かって遡っていった。通り過ぎる街と人々と、その歴史を追うドキュメンタリーフィルムを作ったのだ。

「僕の祖父母、父母は中国で青春時代を過ごしました。だから中国に対する憧憬や郷愁に似た思いが、僕の中にあったんです」

 映画製作は父の夢でもあった。そこで製作総指揮は父が務めたのだが、思いのほか製作費はかさんでいき、最終的にはなんと28億円という借金になってしまった。あの、正直、ビビりませんでしたか?

「正直、実感がわかなかったんですよ(笑)。28億という数字は見ましたよ。全部赤い文字でね、28という数字のあとにゼロが八つついていて」

 そして数字の前には真っ赤なマイナス記号。いっそ逃げ出したいとか、思わなかったのですか?


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