「つっちー来てた こんなしっかりした所でやるんだね?って仰ってたぜ?! 前にいる人ね、後ろはスタッフ!」

 投稿者は土田の子供とは認識しておらず、好意的に芸能人の姿を投稿したように見える。「マジぶち殺しにいく」「事務所が動くかもしれない」というのはさすがに言い過ぎではないかと思い、専門家の意見を聞いた。

 アトム法律事務所の野尻大輔弁護士は、今回の発言は脅迫罪にあたるとみる。

「事務所の力や人脈などを使い、投稿者が『本当に自分のところに来るんじゃないか』と恐怖を感じてもおかしくない。完全に冗談とは言い切れないところに問題がある。芸能人とはいえ、恐怖を感じさせるのであれば、見過ごされません」

 土田が所属する太田プロダクションに発言の意図や投稿された写真について取材を申し込んだ。

「現時点ではコメントは差し控えたい」(広報担当)とのこと。勘違いで“脅迫罪”となれば、なんとも間の抜けた話である。折しも同じ24日には人気ブロガーが福岡市内で男性に刺殺された。2人に面識はなく、ネット上でのやりとりで恨みを買ったとされる。今後の土田の対応に注目が集まる。(本誌・吉崎洋夫)

※週刊朝日オンライン限定記事

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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