おつな寿司東京都港区六本木7-14-4 レム六本木ビル1F/営業・〈食事〉11:30~14:00、17:00~21:00(土は20:30)最終入店*日はいなりと巻物の店頭販売のみ〈持ち帰り〉(予約可)10:00~21:00(土祝は~20:30、日は~13:00)*14:00~16:00に売り切れの場合があるので注意/休日・不定(撮影/写真部・加藤夏子)
おつな寿司
東京都港区六本木7-14-4 レム六本木ビル1F/営業・〈食事〉11:30~14:00、17:00~21:00(土は20:30)最終入店*日はいなりと巻物の店頭販売のみ〈持ち帰り〉(予約可)10:00~21:00(土祝は~20:30、日は~13:00)*14:00~16:00に売り切れの場合があるので注意/休日・不定(撮影/写真部・加藤夏子)
大とろ・いなりずし創業明治8年。「つな」という女性が始めたお茶屋で、いなりずしが大評判となり、人気店に。その伝統を受け継ぐいなりは、今でも店の看板メニュー。油揚げを裏返して包んでいるのが特徴で、手土産としても大人気。大とろは、産地は固定していないが、通年で生の本マグロを使用している。大とろ時価。いなりずし1個115円、8個入りは箱代込みで960円。税別(撮影/写真部・加藤夏子)
大とろ・いなりずし
創業明治8年。「つな」という女性が始めたお茶屋で、いなりずしが大評判となり、人気店に。その伝統を受け継ぐいなりは、今でも店の看板メニュー。油揚げを裏返して包んでいるのが特徴で、手土産としても大人気。大とろは、産地は固定していないが、通年で生の本マグロを使用している。大とろ時価。いなりずし1個115円、8個入りは箱代込みで960円。税別(撮影/写真部・加藤夏子)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回はウォーキングトレーナー、デューク更家さんの「おつな寿司」の「大とろ・いなりずし」だ。

【写真】デューク更家さんおすすめの「大とろ・いなりずし」

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 仕事柄、食事にも気を使っていると思われがちですが、僕の食生活は「肉・肉・肉・肉・寿司・肉・肉」と超肉食(笑)。そんな中、唯一のお寿司デイに行くのが、六本木のおつな寿司です。

 出会いは15年ほど前。ウォーキング教室の生徒さんが、ここのいなりずしを差し入れに持ってきてくれたんです。一口食べて、「なんやこれ!? おいしいなぁ」と驚きました。刻んだ柚子の皮がシャリに混ざっていて、香りがふわっと口に広がります。

 すっかりファンになって、六本木のお店に行ったら、握りがまたおいしい。中でも大とろは格別で、脂ののった濃厚な味わいがクセになり、通うようになりました。今では何も言わなくても「大とろ→アワビ→たこ梅→イカ耳→ウニ→アナゴ」……というデュークセットが出てきます。これをランチにつるっといただくと。最高の贅沢ですね。

 場所柄、昔、遊んでいたであろうおじいちゃん、おばあちゃんも食べに来ています。どこか粋で艶っぽい気配を持っている店の雰囲気も僕のお気に入りです。

「おつな寿司」東京都港区六本木7-14-4 レム六本木ビル1F/営業時間:〈食事〉11:30~14:00、17:00~21:00(土は20:30)最終入店*日はいなりと巻物の店頭販売のみ 〈持ち帰り〉(予約可)10:00~21:00(土祝は~20:30、日は~13:00)*14:00~16:00に売り切れの場合があるので注意/定休日:不定

週刊朝日 2018年5月18日号