早朝6時ごろ、「落札したぜ!万歳!」と満面の笑みでガッツポーズ写真をアップ。オークションの主催会社「ボナムス」の公式サイトによると、落札額は約27万ドル。手数料を含めて日本円で約3千万円だ。

「(「独白録」は)日本国内に置くべきものだと思うんです。日本人ならば、天皇陛下のメモ帳を競売でお金にかえようなんて行為はしないはず。外国人の間で売買されるのは国民の恥だと思う。何が何でも日本に取り戻すんだと、義憤に駆られたんです。1万ドル単位で値は上がりましたが、桁が一つ増えても落とすつもりでした」

 怒りの落札だったようだ。(本誌・秦 正理)

週刊朝日 2017年12月22日号

著者プロフィールを見る
秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

秦正理の記事一覧はこちら