みんな同じ思いなんじゃないですかね。僕は昔から、「嵐に還元できるお仕事であれば、個人でもやりたい」という話を、事務所にしてきましたから。その作品に出合った人たちが、「この人、嵐なんだ」と思って嵐に興味を持っていただきたい。それができない個人の仕事は、あんまりやる意味がないんじゃないかなと思ってしまいます。昔はエンドロールのクレジットに名前が出ると、必ず「嵐」というグループ名も入れていただいた。それはいつの間にかなくなりましたが、思いは変わってない。だって、嵐になったからこうやって活動させてもらえるわけです。俺は「もし嵐が6人になったり4人になったりしたらやらない」と言っていますから。ずっとこの5人でやってきて、この5人をファンやスタッフの方々に支えてもらってきたわけです。だから「この5人以外でやる気はないよ」という話はしています。

──ご自身に“アイドル”という意識はありますか?

 もちろん。「アイドルだなぁ」って思いますよ(笑)。たとえば完成披露試写会でも、みんな映画見てさっきまで泣いていたのに、「わー」ってすごい歓声で迎えてくれる。コンサートでもそう。自分自身で意識しているというよりは、周りの歓声や反応で気づかされます。

──これから5年先、10年先、思い描く将来像は?

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