満島真之介「何でもよかったんです」 俳優へのきっかけ語る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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満島真之介「何でもよかったんです」 俳優へのきっかけ語る

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満島真之介(みつしま・しんのすけ)/1989年生まれ。沖縄県出身。2010年、舞台「おそるべき親たち」でデビュー。「11 .25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」(11年)で報知映画賞新人賞、高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞。映画「無限の住人」「忍びの国」にも出演(撮影/写真部・小原雄輝)

満島真之介(みつしま・しんのすけ)/1989年生まれ。沖縄県出身。2010年、舞台「おそるべき親たち」でデビュー。「11 .25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」(11年)で報知映画賞新人賞、高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞。映画「無限の住人」「忍びの国」にも出演(撮影/写真部・小原雄輝)

 俳優・満島真之介はずっと、“衝動”に突き動かされて生きている。高校卒業後、「日本の中心に行こう」と思い立ち、単身上京した。やりたいことがあったわけではなく、学童保育の補助職員や、映画の撮影助手などのアルバイトをして暮らした。20歳のとき、自転車で日本一周の旅に出た。仙台で、昇る朝日を見ながら、「表現がしたい!」という衝動が湧き上がった。真っ先に浮かんだ、連絡を取りたい人の顔――。それは、撮影助手時代に知り合った、ある芸能プロダクションの社長だった。

「“表現”といっても、そのときは歌でも踊りでも大道芸人でも、何でもよかったんです。連絡をとったのが俳優事務所だっただけで、正直、子供の頃から俳優になりたいなんて一度も思ったことはなく……。でも、いざ芝居の現場に行ってみると、今までに感じたことのない感覚との出会いの連続に身震いしました。新しい作品、役柄、スタッフとの出会い、何カ月かの間それぞれの人生を捧げ、ひとつのものを創り上げたら、潔く解散する。その流れは、冒険家気質を持つ僕にすごく合っていたんです」

 昨年1月、野田秀樹さんが作・演出した舞台「逆鱗」に出演していたときのこと。公演終了後、満島さんの楽屋にある西洋人の紳士が駆けつけて、言った。「今度こういう映画を撮るんだけれど、ぜひ君に出演してほしい!」。手渡された書籍には、『星砂物語』とあった。宮沢賢治や井上ひさしの英語翻訳にも数多く携わるロジャー・パルバースさんが初めて日本語で書いた小説だった。


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