大谷翔平の軸は投手か野手か? 東尾修が“二刀流”の今後占う (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

大谷翔平の軸は投手か野手か? 東尾修が“二刀流”の今後占う

連載「ときどきビーンボール」

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日#東尾修
先発で二刀流のリズムをつくるのは球宴明けか (c)朝日新聞社

先発で二刀流のリズムをつくるのは球宴明けか (c)朝日新聞社

 故障から復帰を果たした日本ハムの大谷翔平選手。西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、大谷の故障と向き合いながら、どう二刀流をこなすべきか指南する。

*  *  *
 左太もも裏肉離れで戦列を離れていた日本ハムの大谷翔平が6月27日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に代打で登場。空振り三振に倒れたが、翌28日の同戦で同じく代打で左翼線へ適時打を放った。4月8日に故障し、80日ぶりにぶっつけ本番で戻ってきて、2打席目で安打を放つのは、さすがといえる。

 リーグ戦再開から3試合は出番がなかった。それをどう考えるかだが、戦力として考えた場合は「1軍ベンチ枠」が1人もったいなかった。しかし、試合に入っていく雰囲気、そしてリズムというものを感じる意味では、大谷本人にとっては無駄ではなかったと思うよ。1軍のベンチ枠の浪費には賛否両論あるだろうが、栗山監督がいろいろ考えた結果であろう。

 本人は「(痛めた右)足首も含めてベストの状態に今年は持っていけないと思っている」と話す。つまり、完治を優先させるのではなく、故障とつきあっていく道を選んだということだ。今後の注目は「故障とつきあいながら二刀流としてチームに貢献できるか」である。故障を抱えた状態で、投打でハイパフォーマンスを保つことが果たしてできるのか。走ることは置いておいて、160キロを投げ、豪快なアーチを量産できるのか。これから先、大谷が二刀流で生き抜くことができるか試金石となる。

 個人的には、二刀流は「健全な体」なくして成功できないと思う。だからこそ、完治させてほしいと思うのだが、一方で「二刀流」にこだわるあまり、故障で戦列を離れる期間が長くなっては、プロ野球選手として意味がない。「故障を治しながら打者から出場し、投手も立て直していく」という作業は、大谷が数多く1軍の試合で二刀流選手として戦う上では、絶対に必要だ。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい