麻生太郎大臣が“日本の救世主”になる方法 フジマキが解説 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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麻生太郎大臣が“日本の救世主”になる方法 フジマキが解説

連載「虎穴に入らずんばフジマキに聞け」

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トランプ大統領の発言を受け、円高ドル安が進んで株価も下落した (c)朝日新聞社

トランプ大統領の発言を受け、円高ドル安が進んで株価も下落した (c)朝日新聞社

 “伝説のディーラー”と呼ばれた藤巻健史氏は、日米の政界で為替相場について「しゃべる人と、しゃべらない人」がいるという。

*  *  *
 1985年のプラザ合意を機に、ドル高が急速に是正された。窮地に陥っていた米国農業を守るため、ベーカー財務長官(当時)が強く推し進めたとも聞く。

 2001年夏だったか、米国の農業団体が「ドル安にせよ」とよくデモをした。日本のマスコミが報道し、ドル安円高が進んだこともあったと記憶している。

 一方で、日本の農業団体が「円安を」とデモした話は聞かない。そこで、4月10日の参議院決算委員会で、山本有二農林水産大臣に「本当に農業振興、漁業振興をしたかったら、隣に座っている麻生大臣に円安を主張されればどうですか?」と申し上げた。

 1ドル=100円のとき、1個1ドルの外国産たまねぎは100円。1ドル=200円の円安となれば1個200円になる。外国産の値段が2倍になれば、国産は多く売れるだろう。

 逆に、1個100円のりんごを輸出するとき、1ドル=100円では輸出価格は1ドルだが、1ドル=200円の円安になれば、1個は0.5ドル。外国人消費者が買う価格は半値になり、輸出が伸びるだろう。

 麻生太郎財務大臣に「農業のためにも円安にしたらどうですか」と聞くと、次の答弁ではぐらかされた。

「もう何十回と同じ話したと思いますので、そちらも飽きているし(注:私はちっとも飽きておりません)、こっちも、答弁する方も飽きているぐらいなんですが、為替の話を財務大臣がすることはないの。もう何十回も言ったじゃないですか。だから、ここでしゃべったら円が動くんだから。麻生太郎がしゃべったら円が動くのよ、ドルが動くの。そういう今立場ですから、日本の国もそれだけ力がありますので、こういうところではしゃべらないの(後略)」

 私は「ここで円安をと言えば日本の農業と水産業は助かるんですから、まさに日本の救世主になれますよ」と返しておいた。麻生大臣の発言でドル高になるならば(私はなると思う)ぜひ、そうしてほしい。


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