田原総一朗「籠池氏の豹変の理由は『大物政治家』との接触だった?」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

田原総一朗「籠池氏の豹変の理由は『大物政治家』との接触だった?」

連載「ギロン堂」

このエントリーをはてなブックマークに追加
安倍首相は「教育勅語」についてどう考えているのだろうか?(※イメージ)

安倍首相は「教育勅語」についてどう考えているのだろうか?(※イメージ)

 森友学園の理事長退任を表明した籠池泰典氏。証人喚問が実施されることになったが、ジャーナリストの田原総一朗氏は籠池氏の態度が変わった理由を推測する。

*  *  *
 森友学園問題は、まるで国民の疑惑をかき立てるのをもくろんでいるかのように、次から次へと信じられない事柄が飛び出してくる。

 たとえば稲田朋美防衛相は国会で、森友学園の弁護士を務めたことはまったくない、と答弁していた。だが、稲田氏が学園側の代理人弁護士として大阪地裁に出廷していた記録が示されると、一転してそれを認めて謝罪した。「忘れていた」というのが理由だったが、そんな言い訳が通用すると考えているのだろうか。

 稲田氏だけでなく、安倍晋三首相も昭恵夫人も、森友学園が幼稚園の園児たちに毎朝「教育勅語」を唱えさせているのを、とても良いことだと高く評価していた。

 私は小学校のとき、「教育勅語」を暗記させられた。その核は「一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし」という部分で、もし戦争になれば、国民は生命を懸けて戦い、天皇の国を繁栄させるために全力を挙げよ、と強調している。当時の日本の戦争とはパリ不戦条約違反の侵略戦争だった。だが、戦争に反対すれば警察に逮捕された。拷問で命を失った人も少なからずいる。そうした侵略戦争のためであっても命を懸けて戦え、というのが教育勅語なのである。少なくとも安倍首相や稲田防衛相は、こんなことはわかっているはずだ。それでいて教育勅語を高く評価するとは、どういう神経なのか。この国を戦前の状態に戻すべきだと考えているのか。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい