春風亭一之輔 酔っぱらって警官に「寿限無」披露も!? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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春風亭一之輔 酔っぱらって警官に「寿限無」披露も!?

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

皆さんもお酒には気をつけて(棒読み) (※写真はイメージ)

皆さんもお酒には気をつけて(棒読み) (※写真はイメージ)

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は、「酒乱」。

*  *  *
 正直、酒癖が悪いです。関係各位にはいつもご迷惑おかけ致しております。

 大学生の時、好んで飲んでたのは赤玉ポートワイン。1本500円しなかったんじゃないかな? 1本完飲すると、翌日頭が割れるように痛くなります。

 あれは大学3年の時。とある老人ホームで落語を披露したギャラの代わりに、高価な大吟醸を頂いたのです。うまかった。落研の部室で後輩と二人で空けてしまい、それで終わりにしとけばよかったのが、つい口から出たのが「いつもの赤玉、買ってこい!」の一言。

 赤玉のやきもちでしょうか? 浮気したバツです。貧乏学生は壊れました。後輩によると、赤玉を半分くらい飲んだ私は、

「たりらりらーんっ!」

 と街に繰り出すと、繁華街の路肩に止めてあったハイエースに体当たりしたそうです。

「なんだこらーっ!」

 と運転席から飛んできたのがダブルのスーツを着たコワモテのお兄さん。キャバクラの送迎車だったそうです。

「俺はゴキゲンだーいっ!」

 逃げようとした私は足がもつれて転び、そこへお兄さんが馬乗りになり、

「何してくれてんだ!」

 との至極まっとうな問い。

「へへ、あのね……おじいちゃん、おばあちゃんの前で落語やってきたの……」

 と、ほほ笑みながら答えたそう。お兄さんは私の後輩に、

「おまわり呼んでこいっ!」

 と命じました。交番に連行されながら「落語やったら捕まりましたー」と繰り返す私。おまわりさんはあきれて「話は後で聴くから!!」。


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