男性局部切断事件に東条英機の自殺未遂…「週刊朝日」で見る戦中戦後 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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男性局部切断事件に東条英機の自殺未遂…「週刊朝日」で見る戦中戦後

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週刊朝日
殺人などの容疑で逮捕され、連行された阿部定 (c)朝日新聞社

殺人などの容疑で逮捕され、連行された阿部定 (c)朝日新聞社

 読者のみなさんに支えられ、本誌は創刊95周年を迎えました。今号が通巻5423号。日本の総合週刊誌の中で最も長い歴史を更新中です。本誌の歩みを総覧すると、懐かしさだけでなく、新たな“発見”もあります。誌面を繰りつつ、激動の時代を振り返ってみましょう。

■創刊~1930年代 
阿部定「あたしのものにしたのよ」
第2次世界大戦は「切迫しておらぬ」

 1922(大正11)年に生まれた著名人を挙げると、漫画家の水木しげる、俳優の丹波哲郎、作家の三浦綾子、ダイエーを創業した中内功、元首相の宇野宗佑……以上のみなさんは鬼籍に入った。ご存命なのは、瀬戸内寂聴、内海桂子、ドナルド・キーンといった方々。週刊朝日も同じ年に誕生し、このほど「95歳」を迎えた。

 本誌は同年2月25日に創刊された。第4号までは毎月5、15、25日に発行する「旬刊朝日」。4月から「週刊朝日」となった。

 創刊号をひもとくと、国内外の報道・解説をはじめ、小説、演劇評、経済リポートなどが見える。

「我人口と食料の調節」と題した記事では、日本の人口の増加にコメなどの供給が追いつかないとして、「移民」「輸入」「産児調節」の必要を訴える。

 最近、トランプ米大統領がイスラム系7カ国の国民や、難民の入国を禁止したニュースが大きく報じられた。当時の記事では、日本人が積極的に満州やシベリアに移り住む一方、北米から移民を拒まれている問題に腐心している。深刻な少子化時代となった今からすれば、産児の制限を大まじめに検討している様子は奇異にさえ映る。

「児童を殺し教師を毒する」との記事は、受験勉強の過熱ぶりを問題視。始業の2時間前に登校して放課後も2時間勉強する、帰宅後は家庭教師が2~3時間教授する……という実情を挙げ、「点さえ多く取れればよい、実力のつくつかぬなどは頓着するところではない」と批判。受験戦争は95年前にすでに激化していたのだ。


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