小倉監督も犠牲者? J2降格グランパスの迷走 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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小倉監督も犠牲者? J2降格グランパスの迷走

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11月3日の最終戦を前にジュロブスキー監督と抱き合う闘莉王 (c)朝日新聞社

11月3日の最終戦を前にジュロブスキー監督と抱き合う闘莉王 (c)朝日新聞社

「間違った方向に走っている。悲しい」

 初のJ2降格となった名古屋グランパスを退団する元日本代表DF田中マルクス闘莉王(35)が11月8日、ブラジルへの帰途に就いたとき、チームに関して、こう語ったという。“間違った方向”とは? それを説明するには時計を少し巻き戻さなければならない。

「一昨年初め、元韓国トヨタ社長の中林尚夫氏がチームの営業のテコ入れで専務に就任(今月辞任)。彼はサッカーに関しては素人で、そこに、クラブが良かった頃……ベンゲル監督時代のマネジャーが取り入り、昔のつてでクラブOBの小倉隆史氏を担いだんです」(スポーツ紙デスク)

 昨年6月、小倉GM補佐誕生の舞台裏だ。そして今年2月、プロの指導経験のない小倉氏をGM兼任で監督に就任させる。

「小倉さんは『普通にサッカーやってればエエんや。わかるやろ?』と、よく言ってました(笑)。自分ができたことを当たり前に求めてしまう。人望のある闘莉王を退団させたことも大きな失敗で、チームを動揺させてしまいました。闘莉王に頼らないチーム作りは必要でしたが、性急すぎたんです」(担当記者)

 負けが込むチームが7月上旬、アウェー戦でロスタイムに失点して負けたとき、観戦していた中林氏がスタンドからピッチ上の選手たちに向かって「お前ら全員クビだ」と罵倒した。

 あまりの暴挙に現地で取材した記者から「中林氏は飲酒しながら観戦していた」とまで言われた。この件を久米一正社長(降格責任を取って辞任)が叱り、この頃から中林氏の発言力は低下していったという。


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