上野樹里「一人の女性としての生活を疎かにしていた」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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上野樹里「一人の女性としての生活を疎かにしていた」

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上野樹里/1986年生まれ、兵庫県出身。「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)で映画デビュー。同年NHK連続テレビ小説「てるてる家族」にも出演、注目される。初主演映画「スウィングガールズ」(04年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(撮影/写真部・加藤夏子、ヘアメイク/HAMA、スタイリスト/岡本純子)

上野樹里/1986年生まれ、兵庫県出身。「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)で映画デビュー。同年NHK連続テレビ小説「てるてる家族」にも出演、注目される。初主演映画「スウィングガールズ」(04年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞(撮影/写真部・加藤夏子、ヘアメイク/HAMA、スタイリスト/岡本純子)

「私は子供なんか産まない!」

 主演した映画「お父さんと伊藤さん」の中で、上野樹里さん演じる34歳の彩は、ヒロインらしからぬ本音をぶつける。20歳年上の男性と同居するアパートに、70代の父親が転がり込んでくるという、少々風変わりな設定。でも、それを演じるのが上野さんとリリー・フランキーさんと藤竜也さんの3人となると、俄然、空気がリアリティーを帯びてくる。

「他にも、『伊藤さんって、きれいごとばっかり言ってるよね。なんでそんなにいい人ぶるの?』とか。原作を読んだとき、実は、主要登場人物3人の第一印象があまり良くなくて(苦笑)。でも、たくさんの方に支持されている作品で、演じる上で、生活力とか人間力を必要とされる役だと思い、そこに興味を持ちました」

 ヒロインは髪が短いほうがいいんじゃないか。服装は、カジュアルだけれどもルーズではなく、どこかに女性らしさがあるものを好んでいて、下着は、たとえばストラップの部分が鮮やかな色をしていたり、そういうさりげないこだわりのある女性なんじゃないか。当時29歳だった上野さんは、40歳のタナダユキ監督と、彩の日常の細かい部分まで、じっくりと話し合った。

「彩のキャラクターにはちょっと暗さを感じたんですが、私は暗い表現をあまり好まないので……。本当に必要なものと無駄なものが判別できる年齢なんだろうなって想像して。自分なりに準備はしたつもりでも、現場では、藤さんとリリーさんの人間力にすごく助けられました」


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