平幹二朗が肌で感じた“世代交代の波”とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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平幹二朗が肌で感じた“世代交代の波”とは?

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平幹二朗1933年生まれ。広島県出身。56年俳優座入団、63年「三匹の侍」でテレビに進出。68年フリーに。浅利慶太演出の「ハムレット」で新境地を開拓。蜷川幸雄演出作品では海外でも高い評価を得た。主宰する「幹の会」でのシェイクスピア全作品の上演がライフワーク(撮影/写真部・堀内慶太郎)

平幹二朗
1933年生まれ。広島県出身。56年俳優座入団、63年「三匹の侍」でテレビに進出。68年フリーに。浅利慶太演出の「ハムレット」で新境地を開拓。蜷川幸雄演出作品では海外でも高い評価を得た。主宰する「幹の会」でのシェイクスピア全作品の上演がライフワーク(撮影/写真部・堀内慶太郎)

 ザバッ。劇場に、勢いよく水が飛び散る音が響いた。昨年、蜷川幸雄さん演出の「ハムレット」で、ハムレットの叔父・クローディアスを演じる平幹二朗さんが、井戸の水を頭からかぶるシーンがあった。聞けば、平さん自ら祈りのシーンで水をかぶるというアイデアを出したのだという。

「『ハムレット』で主役を演じていた頃は、クローディアスという役にあまり魅力を感じたことがなかった(苦笑)。でも、せっかく役をいただいたからには、自分なりにキャラクターを膨らませられないかと」

 当時、平さんは81歳。舞台が上演されたのは1月の寒い時期だった。

「僕はこれといった趣味もないし、少し長い休暇をもらっても、次の台本でも読んでいれば落ち着くものの、何もすることがないと、『こんなことしてていいのかな』と不安になる。せっかくの休みも心から満喫できない、可哀想なたちなんです(笑)。芝居に対してしか好奇心を持てないぶん、役が来たら、何か面白い部分を見つけようと躍起になる。芝居の苦労は嫌いじゃないのでね」

「精霊の守り人」(NHK)や「沈まぬ太陽」(WOWOW)とドラマでの活躍も目立つ平さんが、9月からは舞台「クレシダ」に出演する。1630年代のロンドンを舞台に、かつての名優が若手俳優にレッスンをつける。テーマは“世代交代”。


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