北原みのり「鳥越さんに『赤入れ』したい」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「鳥越さんに『赤入れ』したい」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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週刊朝日
「鳥越さんに『赤入れ』したい」(※イメージ
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「鳥越さんに『赤入れ』したい」(※イメージ )

 作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。北原氏は鳥越俊太郎氏のスキャンダル問題から日常に潜む差別を指摘する。

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 今、この原稿を書いているのは都知事選数日前だけれど、私は誰に投票するか決められない。そう言うと、「入れたい人じゃなくてマシな人に入れよう!」「鼻つまんで鳥越さんに入れて!」と言う友人も少なくない。鼻つまめるかどうか、何度も考えては、ため息をついている。
 
 正直、週刊誌のスキャンダルは大きかった。スキャンダルが、というよりも、記事に対する反応や対応には考えさせられた。
 
 記事自体は、14年前、鳥越さんが講師として招かれた大学で知り合った女子学生を別荘に誘いキスし、性行為を求めたというもの。週刊誌はこれを「淫行」と書きたてたが、これが事実なら「淫行」ではなく、「セクハラ」と呼ぶべきだろう。

 あくまでも“事実ならば”、40歳年下の教え子との思い出は、男性にとっては“ほろ苦い老年の恋”、程度の軽さかもしれないが、学生からみれば、マスコミで働きたいという夢を入り口で潰された経験になったかもしれない。セクハラとは、人生を邪魔されることだ。
 
 鳥越さんはすぐさまこの記事を事実無根と発表し、記事を掲載した週刊文春を刑事告訴した。また翌週に発売された週刊新潮の記事(女子大学生の証言をもとにしたもの)も事実無根とし、刑事告訴をした。


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