亡き妻ともよく通った…ナベサダ思い出の食は赤坂の「天ざる」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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亡き妻ともよく通った…ナベサダ思い出の食は赤坂の「天ざる」

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芯だけを挽いた更科粉を卵でつないだ、腰のあるそば。ゴマ油と菜種油をブレンドした揚げ油でさっくりと仕上げたかき揚げは、ほのかに甘い江戸前のつゆと三つ葉の香りが好相性。天ざる1600円(税込み)室町砂場 赤坂店東京都港区赤坂6―3―5営業時間/11:00~19:30L.O.(土は~19:00L.O.)定休日 日曜祝日(撮影/関口達朗)

芯だけを挽いた更科粉を卵でつないだ、腰のあるそば。ゴマ油と菜種油をブレンドした揚げ油でさっくりと仕上げたかき揚げは、ほのかに甘い江戸前のつゆと三つ葉の香りが好相性。天ざる1600円(税込み)
室町砂場 赤坂店
東京都港区赤坂6―3―5
営業時間/11:00~19:30L.O.(土は~19:00L.O.)
定休日 日曜祝日
(撮影/関口達朗)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回、サックスプレーヤーの渡辺貞夫さんが選んだのは「室町砂場 赤坂店の天ざる」だ。

*  *  *
 この店を最初に訪れたのが、いつだったのか、誰とだったのかは覚えていません。が、6年前に他界した妻とは、よく来たものです。年末の大混雑の日には、店の外の行列に並んだこともあります。あまりに寒いのでホカロンを買って、一緒に並んでいた人たちにも配ったりしてね。そんなふうに待つのも、また楽しくて。もちろん今でも、よく利用させてもらっています。

 ここの天ざるはね、海老の天ぷらじゃなくて海老と小柱のかき揚げなんです。それがまた香ばしい。江戸前のそばつゆにあらかじめ入れられて来るんですが、かつおぶしと醤油の香り立つそばつゆに負けない存在感。そばは更科粉のほのかな甘みとしっかりした腰があって。ほどよくかき揚げの油が混じったつゆで、さらっと食べられる。

 もし、今日がここのそばを食べる最後のチャンスだって言われたら、気の置けない友人たちと来るかな。お銚子を頼んで、焼き鳥や玉子焼きで始めて、最後は大好きな天ざるでシメる。これが理想かな、と思います。

東京都港区赤坂6−3−5/営業時間:11:00~19:30L.O.(土は~19:00L.O.)/定休日:日・祝

週刊朝日 2016年7月15日号


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