染めるべきか? ありのままか? 白髪ケアの真実 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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染めるべきか? ありのままか? 白髪ケアの真実

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染めるべきか?ありのままか?(※イメージ)

染めるべきか?ありのままか?(※イメージ)

 年齢を重ねるごとに増えていく白髪。一気に老け込んだ印象も与えかねないだけに、多くの人にとっては大きな問題だ。予防することはできないのか。

 家庭用カラー剤「ブローネ」を販売する花王によれば、白髪が出始めるのは個人差はあるものの、30代半ばごろから。「白髪意識の変遷」を調査したところ、30代~40代前半は内側や生え際、分け目といった部分的に白髪が気になる人が多い。40代後半から50代後半になると白髪が増え、髪全体が気になる人が増加する。それ以降は、ほとんどが髪全体で白髪を気にするようになってくるという。

 そもそも人はなぜ白髪になるのか。髪の色はメラニン色素の種類と量で決まる。髪にメラニン色素が取り込まれる仕組みは、毛母細胞が細胞分裂して増殖する過程で、【1】メラノサイト(メラニンを生成する細胞)がメラニンをつくる。【2】メラニンがメラノサイトから毛母細胞へ渡され髪内部へ取り込まれることで黒くなる。メラノサイトの働きが弱まるとメラニンが生成されなくなり、髪は色を失う。

 メラノサイトの働きが低下する原因は、加齢・遺伝の影響のほか、ストレス、高熱、薬の副作用なども関連すると考えられている。現在、白髪の研究はされてはいるものの、「何がメラノサイトの働き方を弱めるのか、わかっていない。研究もされているが、現在白髪を完璧に予防できる有効な方法はない」(花王商品広報センターの信原容子さん)のが現状だ。

 しかも、「メラノサイトは失われると二度と再生できない」と、日本ロレアル「ケラスターゼ」グループプロダクトマネージャーの小野田遼平さんは話す。ロレアル研究所では、メラノサイトが酸化ストレスに弱いことに着目し、昨年「デンシフィック アドジュネス」を発売した。地肌の抗酸化力を高めて酸化ストレスによるメラノサイトの欠乏を防ぐことで、白髪予防を目指す。

 髪にばかり意識が向きがちだが、「頭皮が髪の土壌になるので、頭皮が健康でないと美しい髪は生えてきません」と、同社広報本部の高橋浩美さんが言うように、今回取材したすべての人が地肌ケアの大切さを指摘した。


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