キャンプで注目株の東北楽天の新人、オコエ瑠偉外野手(18)。その名前の由来について、日刊スポーツはかつて、「(略)『ルイ・ヴィトンから取ったらしいです』というオコエが、世界に名を広めるつもりだ」(昨年9月4日付)と報じた。
楽天の本拠地・宮城県の地元紙「河北新報」もこう書いた。
「【okoye Louis(おこえ・るい)】名前の由来はフランスの高級ブランド『ルイ・ヴィトン』から。『それでスペルがLouisなんです』とオコエ。『瑠偉』の漢字はサッカー好きの父親が、元日本代表のラモス瑠偉氏にちなんで付けたという」(1月22日付)
100メートルを10秒台で走るという球界屈指の俊足の持ち主であるオコエはアフリカのナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれた。本誌は真相を確かめるべく、とある日の午後、オコエ選手の東京都内の実家を訪ねた。
表には建設会社の看板がかかっており、オコエ選手の祖母(母方)が玄関口に出てきたので、さっそく、名前の由来を尋ねた。
「あはは、そんなルイ・ヴィトンなわけないじゃないですか。違います。ラモス瑠偉さんが、当時、活躍しておりましたから、つけております。それだけは確実です。別に家族でルイ・ヴィトンが好きというわけでもないですよ」
一笑に付されてしまった。では、フランスと何らかの関係があるのだろうか。