田原総一朗「安倍首相が『歴代ナンバーワン総裁』に選ばれた理由」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「安倍首相が『歴代ナンバーワン総裁』に選ばれた理由」

連載「ギロン堂」

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自民党内で歴代総裁として安倍晋三氏が最も評価されている?(※イメージ)

自民党内で歴代総裁として安倍晋三氏が最も評価されている?(※イメージ)

 ジャーナリストの田原総一朗氏は、自民党内で歴代総裁として安倍晋三氏が最も評価されていることに意外な思いだったという。

*  *  *
 自民党が結党したのは1955年で、今年は60年という節目の年である。

 朝日新聞が自民党の党員、党友を対象に行った意識調査で、歴代総裁の中で最も評価されたのは、現総裁の安倍晋三首相であった。2位が小泉純一郎、3位が田中角栄、4位が中曽根康弘、5位が佐藤栄作となっている。

 私は率直に言えば、「意外」な思いであった。

 安保法が強行採決によって成立したのは9月19日の未明だった。9月19、20日に朝日新聞が行った世論調査では、安保法に賛成が30%、反対が51%であり、政府が国民の理解を得ようとする努力を「十分にしてこなかった」が74%に達していた。ちなみに、同日に共同通信が行った世論調査でも、安保法を「十分に説明しているとは思わない」が81.6%に達した。

 国会審議では安倍首相や中谷元・防衛相の答弁が矛盾し、自ら撤回するなどの迷走が続き、朝日新聞や毎日新聞は、強く廃案を求めていた。現に世論調査では、国民の約6割が反対、つまり廃案を求めていたわけで、朝日新聞や毎日新聞が偏向していたわけではない。

 それに前出の世論調査では、安倍内閣の支持率は朝日新聞が35%、共同通信が38.9%と、政権維持がやっとという状態であった。

 その安倍首相が、なぜ党員、党友の意識調査で第1位となったのか。私は、フランスのパリで発生した同時多発テロが要因ではないかととらえている。


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