スケ番から美魔女へ 36年の猫飼いも驚く猫珍事 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
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スケ番から美魔女へ 36年の猫飼いも驚く猫珍事

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週刊朝日#ねこ
スケ番から美魔女に?(※イメージ)

スケ番から美魔女に?(※イメージ)

 犬と並んでペットとして飼われることの多い猫。飼っていると不思議なことが多々あるそうだが……。

「私の人生で、亭主がいなかった時期はあっても、猫がいなかったことはない!」

 そう豪語するY子さん(50)。36年間の猫歴で、数えきれない珍事を経験したが、一番驚いたのは、ペットショップで巡り合った、ある猫が起こした事件だ。

 デパートのペットショップにいたメスのアビシニアンは、すでに生後9カ月で、ブランド猫としては破格の3万円。売れ残りの原因なのか、気難しく、不機嫌そうだった。おまけに誰かがケージを覗き込むたびにシャーッと威嚇する。ところが、Y子さんと母親には、歯を剥かない。それどころか、アビシニアン特有の、鈴を転がすような声で「にゃおん」と鳴いてみせた。

 めでたくY子さん家族の一員となった猫は、「ディーナ」と名付けられた。美人だが気まぐれで、気が強い。先住の犬猫たちを蹴散らし、ご飯どきには人の皿にまで手を出すスケ番ぶり。

 そして2週間後。なんとディーナの妊娠が発覚した。

 Y子さんは大慌てでショップに問い合わせた。回答が来たのは、無事5匹の子猫が生まれた翌日だった。

 ショップ側の説明によれば、管理の甘いブリーダーの元で、彼女はアメリカンショートヘアのオスとデキちゃったのだ。猫の妊娠率は90%以上。もはや商品にならないし、生まれてくる子猫も雑種だ。おなかが目立たないうちにブリーダーが焦って出荷したらしい。

 子猫たちは無事、Y子さんが信頼する友人たちにもらわれていった。それから16年。ディーナは美スケ番から美魔女となって、品行方正に生涯を閉じた。

 彼女の小悪魔キャラをこよなく愛したY子さん。その後も次々と猫も夫も迎え入れたが、あれ以来、ペットショップで“お見合い”することはないという。

週刊朝日 2015年9月11日号


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