玉音放送、防空壕公開“戦後70年”宮内庁の意図は? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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玉音放送、防空壕公開“戦後70年”宮内庁の意図は?

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戦後70年…強烈なメッセージ?

戦後70年…強烈なメッセージ?

「省みよ、『戦後』の原点を」──そんな強烈なメッセージが皇居から発せられたように感じた。宮内庁が8月1日に公表した地下防空壕(ぼうくうごう)と「玉音放送」。皇室取材を長年重ねた筆者も初めて見る現場画像、初めて聞く音声だ。安倍晋三首相の戦後70年談話の発表を目前に控えたタイミング。元朝日新聞編集委員・岩井克己がその「発信」の意味の読み解きを試みる。

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(8月10、14日の二度にわたる防空壕での御前会議で天皇がポツダム宣言受諾の)「聖断」で終止符が打たれた戦争だが、研究者の間でも戦時中の「大東亜戦争」から「太平洋戦争」、「アジア・太平洋戦争」、鶴見俊輔氏が提唱した「十五年戦争」まで、呼び名すら割れている。満州事変から一連の戦争ととらえること自体を「東京裁判史観」と攻撃する向きも後を絶たない。

 天皇の「おことば」や首相談話などでは「先の大戦」や「あの不幸な戦争」が使われ、村山首相談話でも「先の大戦」が使われたのもそうした実情を映す。「聖断」にスポットが当たることで、議論の再燃も考えられる。


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