酒鬼薔薇、バスジャック事件 元医療少年院院長ら語る「親ができること」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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酒鬼薔薇、バスジャック事件 元医療少年院院長ら語る「親ができること」

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 幼なじみのクラスメートを殺害し、遺体を解体した長崎県佐世保市の少女A(16歳)。小学校時代から次第にエスカレートする少女Aの攻撃性を亡き母など家族や周囲は危惧。6月には相談を受けていた精神科医が県の児童相談所に「放っておけば、人を殺しかねない」と相談したが、放置され、事件は起こった。

 危険を親が事前に察知していた点では、2000年に当時17歳の少年が引き起こした「西鉄バスジャック事件」に類似している。佐賀市から福岡市に向かう高速バスに牛刀を持って乗り込み、女性1人を刺殺し、女性2人に重傷を負わせた事件だ。当時、少年の母親から助けを求められた精神科医の町沢静夫氏はこう言う。

「母が『鍵をかけてあった息子の部屋に入ると、包丁、ナイフ、牛刀が並べてあって、殺せ殺せと聞こえると記された紙があった』と相談を受けた。家庭内で解決できる問題ではないと捉え、入院治療を勧めました。今回も前兆があったのだから、時間をかけた入院治療が理想的だったと思う」

 町沢氏は、神戸で当時14歳の少年が男児の首を切って中学の校門の前に晒(さら)した酒鬼薔薇事件と少女Aの病理は類似しているとも言う。

「動機は殺して遺体をバラバラにし、快感を感じているので、『サイコパス(精神病質)』と言えます。極端に冷酷で感情が欠如しており、他人に対して思いやりが乏しいことが特徴。先行して動物を虐待している点も共通しています」(町沢氏)


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