高卒当時の前田智徳を見た野村元監督 スカウト陣を叱責 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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高卒当時の前田智徳を見た野村元監督 スカウト陣を叱責

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週刊朝日
「脇役」ながら、宮本慎也は2千本安打を達成した=2012年5月4日、神宮球場 (c)朝日新聞社 

「脇役」ながら、宮本慎也は2千本安打を達成した=2012年5月4日、神宮球場 (c)朝日新聞社 


 野球は「ドラマ」なので、主役ばかりじゃ勝てない。4番ばかり集めても失敗するのは、どこかの球団が証明したじゃない(笑)。とはいってもプロ野球だから、みんな目立ちたい。そこで宮本のようなプレーヤーは偉いよね。ベテランになってからは、マスコミのインタビューに答える内容も良くなっていった。だいたいな、プロ野球選手は30代になると、メディアの取材に熱心に答えるべきだよ。私は引退後にプロ野球評論家になりたかったから、取材と聞くと張り切ったよ。素人が気づかないプレーの説明をしたり、世間にアピールしているうちに評判を呼び、周囲の自分を見る目が変わってきた。今の現役はそれがわかっていないんだな。引退したりクビになって初めて「これからの生活をどうしよう」と戸惑う。それでは遅いっちゅうの。

 野球ってのは、深く考えても浅く考えてもできるからやっかいなの。野球のプロなんだから当然深く掘り下げてほしいのだが、それが今の選手は全然なんだよ。でも最後に残るのは深く考えた選手。宮本は良い指導者になるだろう。

週刊朝日 2013年10月25日号


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