小学6年生の愛子さまがグッチのバッグをご愛用――。女性誌がその姿を報じ、是非をめぐり波紋が広がっている。

 本誌では、インターネット調査会社「ミクシィ・リサーチ」を通じて、9月上旬、皇族ファッションについてどう考えるかインターネットで500人にアンケートをした。回答者は男性75%、女性25%。年齢別では、30代から50代が8割以上を占めた。

「あなたは高級ブランド品が好きですか」という問いには、「ものによる」がトップで半数の50%、「関心がない」25%、「嫌い」11%と続く。「好きでたくさん持っている」はわずか2%だった。

 そのうえで、日本の皇族が海外の高級ブランド品を持つことについて、「できれば国産の優れた品を身につけて紹介してほしい」が58%とトップの回答だった。「格好いい」は16%だった。
 
 また、子どもと高級ブランド品について聞いたところ、「子どもには不要」が72%で、「持っていい」の16%を大きく上回った。

 愛子さまが、海外高級ブランドのバッグを持っている姿が目撃されたことについては「愛子さまは皇族なので当然」は9%、「皇族とはいえ、子どもにブランド品は不要」42%、「できれば国産高級品を使ってほしい」が32%で、「愛子さまグッチ支持派」は少数派だった。

 現状の女性皇族のファッションについても、「日本の女性皇族のファッションをどう思いますか」と尋ねてみた。いちばん多かった回答は、「少し堅苦しいので、もっとカジュアルな服装もみたい」で40%。「似合っている」は21%だった。「もっと流行を取り入れてほしい」も8%いた。

 では、どんなファッションを国民は期待しているのだろうか。

 たとえば英国のキャサリン妃。スペインのファストファッション「ZARA」がお気に入り。数千円のワンピースで公務をすることもあり、従来の欧州王室と異なる「庶民派」の親しみやすいファッションが人気となっている。前述のアンケートでも「キャサリン妃支持」は7割に及んだ。

 日本の「キャサリン妃」は現れるのか。

週刊朝日 2013年10月4日号