日本一・原巨人にくすぶる「派閥」解体と「好き嫌い」

週刊朝日
 日本ハムとの死闘を制し、3年ぶりに日本一を奪回した巨人。この1年、世を騒がせた“清武の呪い”も原辰徳監督(54)の女性問題も、これで清算! といきたいところだが、実はその陰では、新たな火種がくすぶっているという。球界関係者が明かす。

「原監督の母校、東海大系列出身者“びいき”が顕著になっているんです。これまでも、他球団からの移籍選手を、実績もないのにいきなり練習試合で4番に据え、篠塚和典コーチ(当時)からたしなめられたり、『東海大系列を名乗れば選手寿命が延びる』なんて嫌みを言う選手もいたほど、チーム内で長年くすぶっていた問題。監督は巨人をどうしたいのかと、若手もベテランも疑心暗鬼になっています」

 そのいい例が、先日のドラフトだった。原巨人は東海大から、2年越しでおいっ子の菅野智之投手(23)の獲得に成功。さらには、ドラフト5位で坂口真規内野手をも指名した。オリックスが3位で指名した伏見寅威捕手にも、食指を動かしていたという。

「坂口は、パワーはありますが、打撃が雑で評価はいまひとつ。この秋のリーグ戦でも低迷し、他球団は早いうちに見切ったんです。他球団からは『コネ』なんて笑い声も聞こえています」(先の球界関係者)

 もっとも、球界で“情実人事”は珍しい話ではない。なぜ原監督ばかりが悪く言われるのか――その答えは、意外や昨オフに原監督がソフトバンクからごり押しで獲得した杉内俊哉投手(32)にあるという。

「杉内獲得は、戦力補強はもちろんですが、本当の目的は、チーム内で幅を利かせていたエース内海哲也の“派閥”を解体することでした。内海が首脳陣にも物申すことが多くなったため、原監督は内心憤慨してたんです。つまり、『エースはほかにもいる。これ以上、増長していいのか』という強烈なメッセージ。そこまで好き嫌いを出せば、チーム内の不協和音は当然ですよ」(スポーツ紙記者)

週刊朝日 2012年11月16日号

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