笑っていいとも司会のタモリ氏
笑っていいとも司会のタモリ氏

 2002年に司会のタモリ(67)が生放送単独司会世界記録としてギネスブックに認定され、今年10月で30周年の「笑っていいとも!」(フジテレビ系)。なのに近年、聞こえてくるのは“打ち切り”や“司会交代”のうわさばかり。そんな中、ひそかに注目を集めた会見が9月29日にあった。

「『いいとも』の新レギュラー発表記者会見があるという案内が一部のマスコミに届きましたが、広報の担当者がジャニーズ事務所の覚えめでたく、主にドラマ部門で“SMAP担当”と言われる人だった。だから、もしやタモリと中居正広(40=SMAP)の“交代発表”もあるのではないかとささやかれたんです」(芸能ライター)

 タモリと中居の「司会交代説」は、タモリの高齢化もあって05年ごろからたびたび浮上していた。最も過熱したのは、今年7月の「FNS27時間テレビ 笑っていいとも! 真夏の超団結特大号!! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?」。総合司会をタモリが務めることから、「最後の花道として、番組中に『いいとも』打ち切り発表?」との声がネットを中心に強まったのだ。

 結局、ただのガセで終わったが、その後も「打ち切り」説は消えない。もしかしてもしかするかもしれないと、週刊朝日もうわさの会見に臨んだ。

 新レギュラーは、“ネガティブモデル”の栗原類(17)、8月に出産したばかりの木下優樹菜(24)、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑(26)、劇団「拙者ムニエル」の女優・伊藤修子(35)に、陸上・10種競技の元日本チャンピオンの武井壮(39)…。ダウンタウンや明石家さんまといった豪華レギュラー陣をそろえていた全盛期と比べると、いかんせん地味ではないか。

「今回は珍しく“卒業”メンバーなし。人数が増えても、この面々でテコ入れになるとは思えない。会見前日の視聴率はなんと4%台。これは衝撃です。『いいとも』はフジの顔ですが、30周年という絶好のタイミングだからこそ、“決断”すべきだという声が出てもおかしくない。キリのいい4月の改編で動きがあるかもしれません」(フジ関係者)

週刊朝日 2012年10月12日号