橋下維新のイメージは二・二六事件の「昭和維新」に近い? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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橋下維新のイメージは二・二六事件の「昭和維新」に近い?

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 いまや政治の話題では欠かせない存在となった橋下徹大阪市長の維新の会。先日ついに新政党「日本維新の会」となった。維新の会の「維新」は明治維新をイメージしているというが、これについて帝京大学の筒井清忠教授(昭和史)は、「むしろ昭和維新に似ている」と言う。政治の腐敗が進み、批判が高まった昭和の2大政党時代。昭和維新と維新の会との類似点を、筒井教授は次のように話す。

*  *  *
 そんな中、注目を集めたのが、陸軍や海軍の青年将校による昭和維新運動です。五・一五事件(1932年)や二・二六事件(36年)を始めとする、いわゆるテロやクーデターです。将校らの精神的なよりどころだった思想家・北一輝の著書『日本改造法案大綱』には、財閥解体や男女平等など、それまでの階級社会から大きな転換策が描かれていました。

 昭和維新運動は非合法な活動だったにもかかわらず、将校らは国民的な人気を博したのです。

 いつの時代も、既成政党が問題視され、体制を崩したいという機運が高まると、「維新」という言葉が人を惹(ひ)きつけるのでしょう。

 維新の会は合法的に政党政治の中で改革を進めていこうというのですから、もちろんテロやクーデターとは無縁です。ただ橋下氏の"攻撃的なもの言い"といい、完成度はともかく改革案を記した「維新八策」といい、人気ぶりといい、昭和維新に重なります。

※週刊朝日 2012年9月28日号


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