「うつ病」になった避難所リーダー 復帰を待つ仲間が送る言葉 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「うつ病」になった避難所リーダー 復帰を待つ仲間が送る言葉

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 宮城県東松島市の避難所の「リーダー」役として活動していた菅原節郎さん(61)。市会議員であった彼は、津波で妻と息子を亡くし、自宅も流されたが、明るく避難所を切り盛りしていた。しかし、避難所が閉鎖されてから「うつ病」と診断され、現在二度目の入院生活を送っている。

 避難所で菅原さんと同じ時を過ごした藤原修一さん(47)らは最近、仲間内で特製のステッカーを作り、菅原さんにもプレゼントした。そのステッカーには

「いっぷぐ すっぺし のびる…」

 と書かれている。「のびる」は地区名の「野蒜」からきている。その意味を藤原さんはこう説明する。

「これまで復興に向けて本当にみんな頑張ってきた。だから『頑張ろう東北』とか『負けないぞ 日本』みたいな気持ちは一回置いといて、ここらで"一服"してもいいんじゃないかなって。今の菅原さんに必要なのはこの気持ちだと思うんです。ギター好きの菅原さんが退院したら、このタイトルで曲を作ってもらおうと思ってるんです」

 誰もが「リーダー」の「復帰」を待ち望んでいる。

※週刊朝日 2012年3月23日号


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