「愛欲生活15年」の全真相(下) (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「愛欲生活15年」の全真相(下)

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週刊朝日

◆借りたDVDは7本で700円◆

 マンションにあった布団は1組だけだった。明美容疑者と平田容疑者は寄り添うように3枚の毛布にくるまって寝ていたという。万が一警察に見つかったときも「ひとり暮らしだった」と抗弁するためだったのか、それとも、2人の秘められた暮らしは、尊敬から愛へと発展したのか。

 2人と面会した滝本弁護士はこう話す。

「籍にこそ入っていないが、2人は長年、連れ添った完璧(かんぺき)な夫婦関係です」

 秘められた暮らしの終焉(しゅうえん)に向け、明美容疑者の準備が本格化したのは、昨年の初冬ごろだったようだ。

 明美容疑者は昨年11月22日になって初めて、偽名の健康保険証を使って近くのレンタルDVD店に入会した。店の関係者が語る。

「ウチは旧作が7本で700円とお得なんで、彼女は12月17日の返却日までに4回で計28本のDVDを借りていたそうです」

 借りたDVDのタイトルは最後のページの表のとおり。明美容疑者は滝本弁護士にこう語った。

「11月に平田から『出頭したい』と打ち明けられ、以前から見たがった映画のDVDを見納めにしようと2人で話し合い、借りに行きました。DVD店の会員証は出頭前に捨てました」

 平田容疑者が出頭する直前、明美容疑者が「途中で逮捕されないように」と、平田容疑者のトレードマークの眉毛をそり、髪を茶髪に染めて変装をさせた。そして、見送った。

 別れの後は、自分の出頭が控えている。正月明けの1月4日、整骨院の院長に、
「実家で親の看病をするので辞めたい」
 と電話を入れた。室内にあった冷蔵庫の食品を処分するなど片づけ、荷造りを始めた。

「当初は平田の出頭の騒ぎのほとぼりがさめるまでウイークリーマンションに身を隠し、報道が落ち着いたら、出頭しようと思っていた」(明美容疑者の供述)

 ところが、1月7日に平田容疑者から明美容疑者の存在を聞いた滝本弁護士から携帯電話に連絡があり、9日夕に東大阪市の自宅マンションで会った。


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