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カロリン諸島には熱帯低気圧があり、今後、台風になる予想です。発達しながら北上する予想で、今後の動向に注意が必要です。

「台風1号」発生へ

7日(木)午前9時現在、カロリン諸島には台風のたまごである熱帯低気圧があり、ほとんど停滞しています。今後、発達しながら北西へ進み、台風になる予想です。台風になれば、今年初めての台風で、「台風1号」になります。

その後も台風に変わる熱帯低気圧は発達しながら北西へ進み、12日(火)にはフィリピンの東で強い勢力になり、暴風域を伴うでしょう。

今後の動向に注意

その後の進路は、まだはっきりしません。

ただ、世界の気象機関の計算などでは、今後、低気圧が北上し、来週後半から本州の南を進む予想のものがあります。小笠原諸島では高波など直接的な影響を受ける恐れがあります。また、熱帯由来の暖かく湿った空気を運びこんで、本州付近に延びる前線が活発化し、本州付近で雨雲が発達する可能性があります。

今後の台風の動向に注意が必要です。

過去には4月に台風が上陸したことも

過去には台風が4月に上陸したこともあります。1956年台風3号で、4月25日に鹿児島県に上陸しました。この台風が台風の統計資料が残る1951年以降では最も早い台風の上陸の記録となっており、統計史上、唯一4月に日本に上陸した台風です。