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向こう1か月は、前半を中心に寒気の影響を受けやすいため、平年より寒さの厳しい状態が続きそうです。また、寒気の影響で雪の量が多くなる恐れもあります。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(1月2日~8日) 極寒と大雪の正月に

今日(31日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。今日の道内は、12月としては記録的なまでの冷え込みとなりましたが、1月1週目も強い寒気の影響を受けやすく、気温は平年より低い状態が続き、日本海側では雪の降りやすい天気となります。

一連の寒気のピークは明日(元日)と見られ、最高気温で氷点下8度前後、一日で降る雪の量は多い所で50センチが予想されています。その後も寒さや大雪が続き、3が日だけで100センチ前後の雪となる可能性もあります。交通機関への影響の恐れもあるため、最新の気象情報に加え、交通情報にも注意が必要です。

2週目(1月9日~15日) 記録的な積雪か?

2週目も気温は平年より低く、寒気の入りやすい状態が続くでしょう。冬型の気圧配置は平年より強く、日本海側では平年と比べても曇りや雪の日が多くなりそうです。降雪量がかなり多くなる恐れもあるため、引き続き大雪への注意が必要です。

今日(12月31日)午後6時の時点で、道内で最も雪が多く積もっているのは上川地方の幌加内町朱鞠内で158センチですが、1月の1週目、2週目の雪の降り方によっては、これからの半月ほどでさらに100センチほど積雪が増えてもおかしくはありません。道内で1月前半の時点で積雪250センチを記録した年は過去2回しかありませんが、この冬は史上3度目の記録的な積雪となるかもしれません。

3~4週目(1月16日~29日) 平年並みだが油断禁物 道東はようやく?

3週目以降は、冬型の気圧配置は平年と同様で、気温も平年並みに戻る予想となっています。しかし、1月後半となれば、1年の寒さのピークを迎える所も多くなる頃です。例えば札幌の旬ごとの平均気温が最も低くなるのは1月下旬で、氷点下4.2度。旬ごとの降雪量も平年で63センチと最も多くなります。そのため、平年並みに戻るといっても雪や寒さが弱まるとは限らず、引き続き寒さや雪への対策が必要になるでしょう。

また、その他の地域でも平年と同様に雪が降ることになれば、これまで雪が少なかった道東でも1月は後半を中心に雪の強まる可能性があります。今シーズン、まだ1センチ以上の積雪を一度も観測していない帯広でも、1月の平年の降雪量は59センチ。いよいよ本格的な冬景色の到来となりそうです。