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気象庁は23日、「2019年の天候と台風のまとめ(速報)」を発表。日本では、年平均気温が1898年の統計開始以降で最も高くなる見込みです。

日本の年平均気温 統計開始以来 最も高い

気象庁は23日、「2019年の天候と台風のまとめ(速報)」を発表しました。日本では、年を通して気温の高い状態が続き、年平均気温は全国的にかなり高くなりました。日本の年平均気温(基準値との差:+0.92℃)は、1898年の統計開始以降で、最も高い値となる見込みです。その要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響と自然変動の影響が考えられます。

世界年平均気温 統計開始以来 2番目に高い見込み

世界の年平均気温(基準値との差:+0.42℃)は、1891年の統計開始以降で、2番目に高い値となる見込みです。その要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響と2018年秋から2019年春まで続いたエルニーニョ現象等の自然変動の影響が考えられます。世界各地で異常高温が発生し、ヨーロッパ北部から中部では、熱波(6~7月)により、各国の最高気温の記録を更新した所もありました。また、今月19日にはオーストラリア南部のナラボーで49.9度の高温を観測し、オーストラリアの観測史上4番目に高い気温となりました。

*なお、年平均気温は2019年12月22日までの速報値です。