この先一週間は、全国的に花粉の飛散数がかなり多くなるでしょう。特に太平洋側の地域では、連日、非常に多く花粉が飛ぶ予想で、花粉症の方にとってはマスクが手放せない一週間となりそうです。

3月11日~3月16日の花粉予測情報(2017年3月10日18時発表)
3月11日~3月16日の花粉予測情報(2017年3月10日18時発表)

この先一週間は全国各地で花粉の飛散が本格化

今週末から来週にかけての『週間花粉予測情報』をお伝えします。
東北から九州の太平洋側を中心に、各地で花粉シーズンが本格化しています。全国のこの先一週間の花粉飛散予測を見てみると、各地とも連日、「多い」から「非常に多い」飛散予想となっています。そして、いよいよ東北太平洋側でも「非常に多い」が予想されています。
それでは、詳しく予想を見ていきましょう。

今週末は・・・全国的におでかけ時は花粉症対策必須!

今週末は、太平洋側では高気圧に覆われて、晴れ間の出るところが多くなるでしょう。気温は、平年並みのところが多くなりそうです。また、全国の太平洋側の多くの地域で「乾燥注意報」が発表されており(3月10日17時現在)、空気が非常に乾燥した状態となっています。この先も晴れて湿度が低い状態が続き、東日本から西日本の太平洋側を中心に花粉が非常に多く飛ぶと予想されています。東日本の日本海側では、花粉の飛散はまだ少ないでしょう。
やっと寒さも緩みはじめ、週末はぜひおでかけしたいところ。ですが、花粉症の方は外出先でつらい思いをしないよう、しっかり対策をしておでかけ下さい。
そして、おでかけの際の花粉症対策には、ぜひ服装にも注意を!!冬服を代表するウールやフリースなどの表面が毛羽立っている素材には、花粉がつきやすくなります。ポリエステルやナイロン、綿などのつるりとした素材の方がおすすめです。まだまだ朝晩にはコートが必要ですが、花粉の飛散が多く予想される地域では、ウールのコートよりも、トレンチコートやレザージャケットの方がよさそうですね。また花粉症ではない方も、ご家庭や仕事場ために「花粉を持ち込まない」やさしさがあると嬉しいですね。

週明けも・・・花粉の飛散が多い状態続く

来週前半は、西日本から東日本では南岸低気圧の影響で雲が広がりやすいでしょう。西日本では、雨や雪の降るところがありそうです。このため、週末に比べるとやや花粉の飛散は落ち着く見込みです。それでもやや高めの「多い」予想ですから、注意が必要です。
乾燥状態が続く東日本の太平洋側では、「非常に多い」状態が続くでしょう。東北の太平洋側でも多い状態が続きそうです。

来週半ばも・・・太平洋側を中心にまだまだ花粉の飛散が多い状態続く

来週半ばは、再び高気圧に覆われて、太平洋側では晴れまたは曇りの地域が多くなるでしょう。花粉の飛散が多い状態が続きそうです。
日本海側の地域は、冬型の気圧配置で、寒気が流れ込み天気もぐずつくでしょう。このため、花粉の飛散は少ない見込みです。
この先一週間は、太平洋側の地域では、花粉症対策が欠かせない毎日になりそうです。快適に過ごすためにも、万全の対策を心掛けてくださいね。