きょう3日(木)は、フィリピンの東で台風23号が発生。さらに23号の東には「台風のタマゴ」ともいえる熱帯低気圧も。過去には11月に台風が上陸したことがあります。

台風と台風のタマゴあり

きょう3日(木)午前9時にフィリピンの東で台風23号が発生しました。あす4日(金)にかけては、ゆっくり西よりに進み、その後はほとんど停滞する見込みです。日本付近にはしっかりと高気圧が張り出しており、今のところ、日本への直接的な影響はない見込みです。また、台風23号の東のマリアナ諸島には「台風のタマゴ」ともいえる熱帯低気圧があります。フィリピンの東からマリアナ諸島にかけての海面水温は30度近くあって、上の図の衛星画像を見ても、雲がしっかりとまとまってきていることが分かります。

11月に上陸した台風も

「11月なのに台風?」と、びっくりした方もいらっしゃることでしょう。台風は一年を通して発生しており、11月に発生しても決して珍しいことではありません。下の表を見てみますと、平年の11月の発生数は2.3個です。接近数は0.6個で、主に沖縄や伊豆諸島・小笠原諸島で影響を受ける年があるようです。また、過去には1度だけ、11月に上陸した台風があります。1990年の台風28号で、11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸しました。これは1951年に統計を取り始めてから、最も遅い上陸となった台風です。