ゴルフのイーグルとは？意味や狙い方を詳しく解説

2022/12/18/ 00:00

ゴルフを始めたばかりの人や、これからゴルフを始めてみたいと考えている人は、ゴルフのルールや用語に関する知識を深めていくことで、よりゴルフを楽しむことができるはずです。

そこで本記事では、ゴルフのさまざまな用語のうち「イーグル」について詳しく解説します。

ゴルフのイーグルとは？

ゴルフは単純にいうと「どれだけ少ないスコア（打数）でホール（カップ）にボールを入れられるか」を競うスポーツです。そして、1ラウンドは18ホールから構成されており、それぞれのホールには「パー」と呼ばれる規定打数が設定されています。

規定打数は「これくらいのスコアでホールアウトしたいね」といった目安のスコアで、それぞれホールの長さによって「パー3（＝ショートホール）」「パー4（＝ミドルホール）」「パー5（ロングホール）」と呼ばれます。

そして、「イーグル」とは、それぞれのホールに設定されている規定打数よりも2打少なくホールアウトした場合のスコアのことをいいます。
つまり、パー5のホールを3打でカップインした場合に「イーグル」となるのです。

■なぜ「イーグル」と呼ぶのか？
「イーグル」と聞くと鳥の「鷲（ワシ）」を想像する人も多いと思いますが、ゴルフ用語である「イーグル」もまさにその鷲が由来です。

というのも、ゴルフ用語にはボールを鳥に例えたものがいくつかあり、規定打数よりも1打少なくホールアウトした場合は「バーディ（小鳥）」、反対に規定打数より3打少なくホールアウトした場合は「アルバトロス（アホウドリ）」と呼びます。

ある説によるとボールが「鳥のように飛んだ（flew like a bird）」と言われたことから「バーディ（Birdie）」となり、それよりもさらに2打少ないスコアはより大きく強い鳥「イーグル（Eagle）」、さらに3打少ないスコア（ダブルイーグル）は飛翔力をもつ「アルバトロス（Albatross）」となったといわれています。

なお、4打少ない、つまりはパー5のホールインワン（トリプルイーグル）は「コンドル（Condor）」です。

イーグルを出すのはプロゴルファーでも難しい？

「パー5のイーグルは狙えるかも」と思われる人もいるかもしれませんが、一般的にイーグルはアマチュアゴルファーだけではなくプロゴルファーにとっても容易なことではありません。もちろんプロゴルファーのほうがイーグルを達成できる確率は高くなるものの、頻繁に見られるものではないのです。

イーグルの達成は多くの場合、パー5（ロングホール）で見られます。ドライバーショットでかなりの飛距離を出し、さらにセカンドショットから最後のパッティングまでをミスすることなく打つ必要があります。アマチュアゴルファーがドライバーショットで250ヤード以上を狙うことになるため、かなり難しいスコアといえるでしょう。

イーグルを狙うためのポイント

一般的にイーグルはホールインワンの次に難しいスコアといわれており、狙ったからといって出せるものではないともいえます。ただ、アマチュアゴルファーには絶対に無理というわけでもありません。

ゴルフをする人であれば、一度は達成してみたいイーグル。ここからは、そんなイーグルに少しでも近づくためのポイントをご紹介します。

■基礎を徹底的に磨く
ゴルフやスポーツに限らずいえることですが、より高みを目指すためには基礎をしっかりと磨くことが大切です。

1.グリップ
2.アドレス
3.テークバック
4.トップ
5.ダウンスイング
6.インパクト
7.フォロースルー
8.フィニッシュ

上記の8つのステップのうち、一ヵ所だけ集中的に練習するのではなく、バランスよく全体的に上達させるイメージで練習しましょう。

■コントロールすることを意識する
イーグルを狙う場合、つい飛距離を出すことに意識が向きがちです。たしかにイーグルを狙うためにはドライバーショットで飛距離を出すことが求められますが、だからといって飛ばしたい場所に飛ばすことができなければ意味がありません。大切なことは、飛距離を出すことよりも、方向や飛距離をコントロールできることです。

決して簡単なことではありませんが、ただ飛距離を出そうとやみくもに打つのではなく、コントロールすることを意識してみましょう。

■メンタルを鍛える
これは精神論というわけではなく、イーグル達成を目の前にしたときにも動揺することなくパッティングできるようになることを意味します。どれだけ調子よくグリーンに乗せることができても、結局はパッティングでミスをしてしまうとイーグル達成にはおよばないからです。

気持ちが落ち着かないときであってもパッティングの瞬間は一気に集中できるよう、日頃の鍛錬が必要です。