皆さん、こんにちは!岸本慎太郎です。10月といえば運動会!運動会といえばお弁当!お弁当といえば・・・食中毒が心配!10月は意外にも食中毒が一番多い月なんだそうです。お子さんが楽しみにしているお弁当。おいしく安全に食べてもらいたいですよね。
ということで今回は、お弁当を作るうえで気を付けるべきポイントを解説しながら、実際においしく安全に食べられるお弁当を作ってみました!運動会などのお弁当作りの参考にしてください。

食中毒の原因となる細菌を『付けない』!

食中毒を予防するための三つの原則が厚生労働省から提唱されています※。
食中毒の原因となる細菌を、
『付けない、増やさない、やっつける』
です。
まずは菌を『付けない』、ということで、料理をする前はよく手を洗いましょう。
そしてできる限り素手で食材には触りたくないところ。今回は豚肉に下味をつける際に使い捨てのゴム手袋を使用しました。こうすると手も汚れないので、生肉などを手で扱う場合はおススメです。
お弁当では定番のおにぎりですが、これもラップなどに包んで握るようにしましょう。

※食中毒 | 厚生労働省

温度と水分に注意!細菌を『増やさない』!

出来上がった食材をお弁当箱に詰めるとき、アツアツのまま詰めていませんか?
すぐに食べる普段の料理ならアツアツでいいのですが、お弁当に入れるときは必ず十分に冷ましてから。
これは細菌を『増やさない』ための大切な手順です。
細菌は10℃くらいからゆっくりと増え始め、35℃~40℃で最も繁殖しやすくなります。加えて湯気が出ている状態だとお弁当箱の中で結露が起こって、菌にとってはさらに繁殖しやすい状況を作ってしまいます※。
ですから出来立てアツアツの状態ではなく十分に冷まし、水分の多い食材は水気を切ってからお弁当箱に詰めてあげてください。
持ち歩くときは一緒に保冷剤などを入れて、お弁当箱のまわりを10℃以下に保つようにしましょう。

※tenki.jpサプリ「猛暑予想の8月!食中毒に気を付けてスピード簡単レシピ」より

お肉は絶対ウェルダン!細菌を『やっつける』!

お弁当のメニューは、必ず加熱調理したものを選びましょう!
これは普段の料理にも言えることですが、加熱が不十分だと細菌を死滅させることができず、食中毒の危険性が高まります。日中に長時間持ち歩くお弁当ですから、普段は生でも食べられる卵や野菜などもかならず加熱調理しましょう。
作り置きしてあるものを入れる場合も、お弁当箱に詰める前に再加熱してください。もし食べる直前にも加熱できる場合はした方が安全においしく食べることができます。

自分で作ったお弁当のお味は・・・?

はじめて作ったお弁当でしたが、とってもおいしくできました!メインのおかずは「豚の生姜焼き梅肉まき」です。動画では材料やレシピも紹介していますので、ぜひご覧ください!

tenki.jpでは2週間先までの最高気温を確認することができます。お昼ご飯の時間帯には1日の最高気温に近い気温になります。保冷剤をどのくらい入れたほうがいいかなど、お弁当を持っていくときには参考にしてみてください。
涼しくなってきても油断せず、お子さんの運動会には安全でおいしいお弁当を作ってあげてくださいね!

動画解説:岸本 慎太郎